天使 54 （主人公side） ページ13
ドドッドッドドッドッドドッドッ
森の中に緊張が広がる。
後ろから女型の巨人が来ている。
今回のお目当ての巨人が。
『……ッ！』
あんなに足が早い巨人は見たことも、聞いた事もない。
作戦を知っていても、やはり怖い。
後ろを振り返ると女型の目が光っていた。
子供がおもちゃを見つけた時みたいな、無邪気な目。
怖い。
シンプルにそう思った。きっと探してるのは、私とエレン。
エレンは私が守る！
グンダ「クッ…この森の中じゃ事前に回避しようがない！！」
エルド「速い！追いつかれるぞ！！」
ペトラ「兵長！！立体機動に移りましょう！！」
『！！』
ペトラ「背後より増援！」
パシュ
パシュ
増援に来た兵士が女型を倒そうと必死に戦っている。
私たちを守るために……
だが、次々に倒されていく。
命がないかのように……簡単に…
それを見たみんなの顔が引きつっていた。
私は自分が弱いから、守ってもらうしかない存在だから、、、罪悪感で私は後ろを向くことが出来なかった。
ただ、下を向いて走っていくしかなかった…
ペトラ「兵長！指示を！！」
オルオ「やりましょう！あいつは危険です！！」
グンダ「俺たちがやるべきです！」
エルド「ズタボロにしてやる…」
先輩たちが兵長に指示を仰いでいた。
だが、一向に指示を出さない兵長。
それを不自然に感じたのか、みんなが叫び出した。
エレン「リヴァイ兵長！？」
オルオ「指示をください！！」
『……』
私は今から何が起こるのかを知っている。
ここでは女型を殺さない。
だから兵長は馬に乗り続け逃げているのだ。
リヴァイ「全員耳を塞げ」
キィィィィィィィィ
その音にみんなが耳を塞いだ。
エレン「……！音響弾！？」
リヴァイ「…お前らの仕事は何だ？その時々の感情にみをまかせるだけか？そうじゃなかったハズだ…この班の使命は………
そこのクソガキどもにキズ一つ付けないように尽くすことだ
＿＿命の限り＿＿」
『！ッ………』
先輩たちの目がギラっと光った。
先程までとは違い、落ち着いた様子で兵長の指示に従っている。エレンは動揺しているようだったが…
リヴァイ「俺達はこのまま馬で駆ける。いいな？」
ペトラ「了解です！」
エレン「！？え…！？駆ける…って…一体どこまで……！？」
やつを殺さないのか！？と驚いているエレン。
エレン「増援です！！援護しなければまたやられます！」
グンダ「エレン！！前を向け！」
エレン「……グンダさん！？」
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美羽 - 続きが気になります(о´∀`о) (2023年4月8日 11時) (
レス) @page25 id: 3d5ecef508 (このIDを非表示/違反報告)
美羽 - 続きが気になります(о´∀`о) (2023年4月8日 11時) (レス) @page25 id: 3d5ecef508 (このIDを非表示/違反報告)
推し - 更新待ってます！とても、面白くて大好きです！ (2022年7月15日 11時) (レス) @page7 id: 7b8a872ff6 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 更新ありがとうございます！今回もとても面白かったです！ (2022年6月27日 23時) (レス) id: 645a3b4e65 (このIDを非表示/違反報告)
ななサマ - アイさん» アイさんに応援（？）されたら、書く以外の選択肢無し！！これからも更新、頑張りまーす！ (2022年6月26日 20時) (レス) id: 3d9458003a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななサマ | 作成日時：2022年5月21日 16時
