使い 8 （主人公side） ページ9
「「「『ただいま〜／ただいまです！』」」」
「おかえりなさ〜い。」
『疲れたぁ〜』
僕は机に突っ伏した。
「どうだった？初めての学校は。」
紫呉が僕の隣に座る。
『ん〜楽しかった！でも疲れたかな〜』
率直な感想を言った。
「そうか〜！」
なでなで
『ん〜』
紫呉はよく僕の頭を撫でてくれる。
紫呉の手は暖かくて好き。
「そいつだいたい寝てたぞ？」
『え〜？ちゃんと授業聞いてたよ！』
「俺が何回起こしたと思ってるんだ……」
夾に呆れられた…あの夾に…←
「きっと緊張などで疲れたのでしょう。」
『透〜』
透をぎゅっと抱きしめた。
「Aちゃん？！」
ブレスレットしてるからﾀﾞｲｼﾞｮｰﾌﾞ｡←
「ほらA。早く着替えておいで。」
『はーい』
僕は透と一緒に２階に行って制服を着替えた。
まだ僕の部屋は無いから、透と相部屋。
楽しいから不満は無い。
着替え終わり、下に降りた。
「……A。慊人さんが呼んでいたよ。」
『………え？』
「「……は」」
「……え」
急に真剣な顔をした紫呉が言った。
そして、さっきかかってきた電話の内容を聞かされた。
慊人の機嫌が悪いんだって。
熱もあるのに外に行こうとして安静にしないんだって。
だから、はーさんが呼んできたんだって。
『…うん、わかった。行ってくるね！』
事情を聞いてから僕は"草摩家"に向かった。
何故か、由希と夾が顔をゆがめていたから、帰ってきたら笑顔を見せて欲しいな…
『＿＿久しぶり、慊人。』
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作者名：ななサマ x他1人 | 作成日時：2022年4月5日 15時
