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姉ちゃんとの約束は作ってなかったよね
なんか、僕らだけ特別みたいで嬉しかったな
優越感に浸って、姉ちゃんに自慢して…
ねぇ、A、
皆の目…カゲロウデイズのこと、解決したよ
僕、まだ手編みマフラー貰ってないよ
もう、結婚できる年になったんだよ
もうすぐだねって、
あとちょっとでなれるねって、
誕生日が早く来ますようにって話して、
目のこと早く解決するように七夕の時お願いしたじゃん…
カゲロウデイズのことが解決したのに、
キドも、セトも、マリーも、僕も、
素直に喜べない
君がいないと、意味が無いんだよ
君のために必死になって…
いざ終わると、心に穴がポッカリあいてて、
虚しいんだ
見て見ぬ振りして、見栄張って…
ほら、何も知らない皆が、戸惑ってる
あぁ、マリー、泣かないでよ
キドも、もらい泣きしそうじゃない
セトも、そんな辛そうな顔しないで
どうして…どうしてッ…!
「目のこと、解決したぞッ」
「働ける年にもなってるっすよ…!」
「私、編み物意外にもッ!
出来ること、たっくさん増えたよ…ッ」
「結婚できる年だよ…?
な…んで…なんで…?
なんで、Aはここにいないのさッ」
あぁダメだ、涙が、溢れて止まらない____
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作者名:ユズナ x他1人 | 作成日時:2015年4月5日 3時