私のお兄ちゃんはダホちゃん。2

チビクとミニク ページ32

韓国から東京に帰ってきた私はシルク宅に向かった。




ピーンポーン


オートロックを鳴らすが出ない。


「もしもし？」


シルク「ん。」


「今どこにいんの？」



シルク「ばあちゃん家。」




マジか。


シルク「お前も来る？」


「いいの？」


シルク「おん。今ちょうど兄貴といとことチビクとミニクも来てるし。」


「住所どこ。」


タクシーを捕まえて運転手さんに送られてきた住所を伝える。




到着。


チャイムを鳴らすとシルクが出てきた。


シルク「今からドッキリするぞ。」


「どんな？」


シルク「チビクとミニクがめっちゃ会いたがってたんだ。だからサプライズで出てきて。」


説明するとシルクは私を玄関で待ってろと言って部屋に戻った。


？「うわぁ！ビックリした！！」


「は、始めまして。本田の妹のAです。」


出てきたのは母クロード。会ったこと無かったからね。


母ク「涼がいつも御世話になってて。礼儀正しいし、お料理もするんでしょ？」


「はい。メンバーが男ばかりなので。」


母ク「メンバー？」


「あ。私、アーティストなんですよ。」


母ク「そうなの！？何て言うグループ？」


「韓国の防弾少年団とTWICEです。」


母ク「2つのグループのメンバーなの！？」


「はい。防弾少年団が全員男なんです。」


母ク「料理も出来て礼儀正しくて綺麗。ねぇ。涼の嫁にならない？」


「え！？涼さんは私には勿体無いですよ！！それに私より綺麗な女性は沢山いますよ！」


母ク「いや。貴方が一番綺麗！」


「私は芸能界の方と結婚したいので。」


母ク「なぜ？」


「私は韓国、日本以外でもデビューしていて忙しいので寂しい思いをさせてしまいますし、同じ職業の方ならあまり寂しい思いをさせないからです。」


母ク「そう。」(絶対結婚させたい。)


そんな話をしているとシルクから合図がきた。


和室を見ると動画を撮っている最中だ。


ナンジャモンジャか〜。楽しそう。

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