二十四話 過去篇に突入〜 ページ27
ー十年前のとある村ー
貴「晋助〜!」
A。
この村で、祖母と一緒に暮らしている
8歳の少女だ。両親と、兄が一人いるのだが、父の仕事の都合で別居をしている。
晋「…なんだよ。また来たのか」
Aはいつも、この、晋助という少年のところへ遊びに来ていた。理由は特に無い。ただ、来て話して帰るだけなのだ。
貴「晋助。今日は話すだけじゃなくて、どこか遊びに行こうよ」
晋「……なんで。」
貴「晋助と遊びたいから。…ダメ?」
晋「…だ、ダメじゃないけど////」
晋助はAに好意を抱いていた。それは、Aも同じだった。…が、晋助とAの「好意」というのは、それぞれ違う意味のものだった
貴「本当?やったぁ!晋助大好き!」
Aは、いわゆる「友達として」の好意だった。
晋「…///////」
晋助の方は、恋愛感情だったのだろう
貴「よし、それじゃあどこに行こうか?」
晋「………。ついてこい」
晋助はAの手を掴み、歩き始めた。
・
歩き始めて約10分。晋助は足を止めた。どうやら、目的地についたようだ
晋「…ん。」
貴「あれ?ついたの??」
たどり着いたのは丘の上。少し、崖のようになっている。
晋「……。」
晋助は無言で崖の上に行き、「来いよ…」とAも来るように諭す。
貴「ん?なになに」
Aは言われた通りに、晋助の横まで来た。
貴「どうしたの……あ!!」
Aは、崖の上から見える景色に気がつくと、言葉をとめた。
貴「こ、これ…」
その景色は、なんとも壮大で、簡単に言うと、「綺麗」だった。
貴「晋助!これを見せるために…」
晋「…悪ぃか」
貴「……悪いわけないじゃん!それにしても、ベタなデートでしたねっ」
そういって、楽しそうに笑うA。
晋「……/////////」
貴「それにしても、こんないい場所知ってるなんてすごいね!晋…きゃああ!!!!」
悲鳴があがった。
晋「…Aっ!?」
晋助の横からはAの姿が消えていた。そして……下からはドサッという音。
晋「Aっ!!!!」
Aは…足を滑らせて、崖から落ちたのだった。それほど高くはない崖だったが…
晋「Aっ!今助けるから死ぬなよ!?」
子供の体には…それさえも、耐えられなかった…
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杠(プロフ) - 名前変えました。次葉改め、杠です! (2012年9月17日 22時) (レス) id: ca09281d6a (このIDを非表示/違反報告)
次葉(プロフ) - *夏妃*さん» 友希ありがとうございます!呼び捨てokです!私は6月28日生まれですよ〜 (2012年7月19日 17時) (レス) id: 2534e2d953 (このIDを非表示/違反報告)
次葉(プロフ) - 魔梨威さん» 最近なかなか更新できなくて;;ネタ、必死に絞り出しますb← (2012年7月15日 11時) (レス) id: 2534e2d953 (このIDを非表示/違反報告)
次葉(プロフ) - 沖田総悟LOVEさん» ありがとうございます!そう言ってもらえると嬉しいです^^ (2012年6月29日 21時) (レス) id: 2534e2d953 (このIDを非表示/違反報告)
沖田総悟LOVE - 面白かったので、自分のこと、駄作品と思わないでください。 (2012年6月29日 20時) (レス) id: 2ad3339fb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杠 | 作成日時:2012年4月26日 20時