拾肆話 ページ18
ー炭治郎視点ー
ザンッ!!!
五人「!!!」
凄い…あの鬼の頸を…一撃で…!?
死響乱「あああああああああっ!許さない、あんたは死んでも許さないわ!!大嫌いよ!!死ねっ、死ねぇ!!」
『…』
Aが鬼の元に近づく。
そして
ギュッ
鬼を、抱きしめた。
死響乱「!!離れてよ!気色悪い!!」
『私もあんたが大嫌いだ。だから、私も死んでも許さない。鬼殺隊として…妹として言える事だ。』
死響乱「何、を…!あんたみたいな…妹は……っ!!!」
『…』
死響乱「ああ…A…?Aなの…?」
『ああ、そうだ。』
死響乱「思い出したわ…私は杏香…あんたを…貴方をずっと嫌ってた…………ふふっ…最後は貴方に殺められるなんてね…最悪だわ。」
『全くだ。私もあんたの頸を斬るなんて最悪だ。』
死響乱「姉妹そろって…仲悪いわね………うふふっ
_____、__________?」
『!!』
何かをAに囁き、Aの腕の中で灰になって消えた。
最後に、何て言ったか分からなかったが、あの"人"は、とても優しい、姉の顔をしていた。
『……………ふっ、馬鹿が………分かってるっつーの…』
そう呟いたAは俺達の前で初めて笑顔を見せた。
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作者名:靉 | 作成日時:2020年10月16日 18時