信ちゃんの隣は私じゃない。【北信介】

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舞「A！だいj「大丈夫か！？？」」



金髪。同じクラスの宮治くんにそっくりの顔。

……………。




ってことはこの人バレー部で強いって信ちゃんが言っとった宮兄弟の片割れなんか！？
名前なんだったっけ…思い出せへん…

手ぇ伸ばしてくれとるけどこれは有難く使わせて貰っといた方がええ感じなんか…？？



『あ、ありがとうございます…』





「…………………」ｼﾞｨ…





な、なんやこの人、
めっちゃ見とくるやん恥ずかしいんやけど…


こういうの慣れてないんやて、



ただでさえ聞こえるか…？？
この周りのザワザワが！！！
片割れ君には聞こえてないんか！？



あぁもう耐えられへんよ恥ずかしすぎる…



『すっ！すみませっ！失礼しますｯ！また今度なにかお、お礼はさせて頂きますんで！な、なにとぞ…！』



«ダッダッダッダッダッ»



『はぁ…はぁ…はぁ…』



ひっさしぶりにこんなに走ったわ…

あの宮治くんの片割れらしき人は有名人やから私のことなんぞ目にも入ってないやろ多分…

せ、せやから多分大丈夫や！多分！



ってあああああああああ！！舞伽ちゃんまで置いてきてしもうた…！！！！
ま、まいかちゃんごめん…。
部活の時のお菓子こっそりあげるから許してや……

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