信ちゃんの隣は私じゃない。【北信介】

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『みんなお家の方向はどっちなん？私はこっち』





私は自分の進む方向を指さす。舞伽ちゃんは私の、お家より学校から遠い。方向は同じ。






侑.治「俺らこっちや…」






反対側や…






角「俺はすぐそこ。」






銀「俺も」





これは多分一緒に帰るもくそもないやつや





いつも通り私と舞伽ちゃんが2人で帰るってだけやん





『私と舞伽ちゃんだけがちょっと先まで一緒ってことやな(笑)』






舞「せやな(笑)」





でも銀島くんと角名くんはほんとに5分くらいだけど同じ方面に帰れるし、いいんやない？






角「じゃあ俺ら帰るわ。侑と治ばいばーい」





治「角名むっちゃムカつくんやけど俺だけか？」






侑「生憎様、俺もむっちゃムカつくわ」






「『バイバイ！』」





私と舞伽ちゃんが2人で言う。





侑.治「……。バイバイ…」






不服そうやな (笑)







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角「じゃあ俺と銀すぐそこだからまた明日」






銀「ほなまた明日な〜」





舞「またな〜」





『また明日！』








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舞「A！ほなまた明日な〜！」






『うん！舞伽ちゃんまた明日！』







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家に着いて制服を脱ぐ。






楽しかったなぁ学校！






久しぶりに学校こんなに楽しく感じたわぁ






『お腹空いた…』






ダイエットの時は何食えばいいんやっけ





お豆腐をご飯に見立てたやつとかよく聞くよな






『よしっ！できた！豆腐もやしチャーハン…！』






美味しいのか分からないから恐る恐る口に入れる。







『うまっ！豆腐が進化しとる…！でもこれすぐ飽きそうな味やな…。色々変えてみるか…』








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そして、ご飯を食べて終えてお風呂に入り、今ベッドの中でスマホをみている。






『今日は2年四人衆さん達と沢山話せたな。明日は他の子達とも話せるといいな…。あ、でも私先輩方に目を付けられかけてるんやっけか私。どうすればいいんや…』







中学の頃は友達はいなかった。でもいじめとか無視とかされたことは無い。




だから経験とかもないし切り抜け方とかも分からん。




そもそもいつ攻撃してくるんやろ




いや、口だけで攻撃もなーんにもして来ないってのもある





あぁもう色々ごっちゃになってきた…、







『…………とりあえ……ず、切り抜け…よ、…』








私は、考えを頭に巡らせているうちにいつの間にか眠りについていた

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