7話 ページ8
(12歳)『よか……(フラ…・ドサッ…)』
(妊婦さん……、間に合って本当に良かった……。妊婦さんとお子様の無事を確認出来たのであれば……ボクに悔いは無い。……ボクの代わりに幸せに……なってね……)
鬼灯「……あの男……、こんなにも良好な方を……(ギリッ…)」
全員「……」
全員(許さない……)
閻魔大王「えっと……、君は完全に天国粋だね……」
『(ホッ…)さようでございますか……。ありがとうございます……』
鬼灯「白龍さん。後日、衣類や所有物をお返しいたしますのでお待ちいただけますか?」
『ええ、ありがとうございます……』
(安心したらなんか疲れた……)
?「あの、大丈夫ですか?」
?/?「ねぇ、大丈夫?」
『え……?(ドキッ…)』
(わあ……!優しそうな人達が目の前に……。それに、閻魔庁にもだけどこの世は時代劇みたいな人が多いな……)
白龍くんに心配そうに声を掛けてきたのは烏天狗警察の職員・源 義経公(牛若丸さん)と桃源郷に住む中国の神獣・白澤様と鬼ヶ島の鬼を退治した、日本一有名な英雄・桃太郎さんの三人だ。
源 義経/白澤/桃太郎「(ドキッ…)」
源/白澤/桃太郎(え……?めちゃくちゃ可愛い……。正直言ってどタイプ……)
『えっと……』
白澤「僕はと桃源郷に住む中国の神獣の白澤だよ」
桃太郎「俺は桃太郎だよ」
源「私はは烏天狗警察の職員の源 義経です。牛若丸とも呼ばれていて何かお困り事があれば緊急通報用電話番号は093……もしくは私にご連絡下さい」
『えっと……、白澤さん……、桃太郎さん……、義経さん……?』
白澤「君は?」
『ボクは西園寺 白龍です』
白澤「おっ、白龍くんの白は僕と一緒だね。仲良くなれそう」
鬼灯「白龍さんに近付くな、白豚」
白澤「何、この子お前のお客さん?」
鬼灯「それと、白龍さんは貴方と仲良くなれません」
白澤「はぁ!?白龍くんと仲良くなるのに何でお前の許可が必要なんだよ!!」
鬼灯「聞こえなかったか?これだから獣は。仲良くさせる気は無いと申し上げているです」
(あわあわ……)
『桃太郎さん、桃太郎さん。鬼灯さんと白澤さんは仲が優れないのですか?(ヒソッ…)』
桃太郎「うん……、そうだよ……。この二人、不仲で会う度に敵愾心をむき出にしているんだよ……。本当、困るよね……」
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作者名:春昴 | 作成日時:2022年6月21日 22時