3話 ページ4
猫青年｢白龍くん、ちょっとだけごめんね(ﾃｷﾊﾟｷﾃｷﾊﾟｷ…)｣
『？？？？』
猫青年は手際良く白龍くんに白装束を着せた。
灰俐｢白龍くん、次に行こうね｣
『えあ……、はい……』
(マフラーが無いと……)
猫青年(ん？白龍くん、先程の雰囲気とは異なるな……。可愛いな……)
黒曨｢ねぇ、白龍くん。俺と手、繋ごうよ？(ｽﾙ…)｣
『ひゃ……/////黒曨さ……』
黒曨さんはしおらしくなっている白龍くんの手を優しく取り五番目の裁判所「閻魔庁」へと連れて行った。
黒曨｢ここが閻魔大王がいる五番目の裁判所「閻魔庁」だよ｣
『閻魔大王様……(ｺﾞｸ…)』
(怖いな……)
猫青年(ものすごく怖がってるな……。可愛い……、って！！大恩人になんて事を！！！)
青喴/灰俐｢(ガチャ…・ｷﾞｲｲ…)さぁ、どうぞ｣
地獄支配者(刀剣乱舞/銀 魂/鬼灯/唐瓜/茄子/シロ/柿助/ルリオ/閻魔大王/一目連/ハク/五条 悟)｢………｣
地獄支配者(本日の最後の亡者か)
『！！！(ｻｧ…)』
(こっわ！！！！)
猫青年(ものすごく怖がってるな……。可愛い……)←2度目
閻魔大王｢あれ？黒曨くん、青喴くん、灰俐くんも一緒だったの？｣
黒曨｢嗚呼、俺達が猫の姿になった際に、足を滑らして川に落ち溺れた俺達を救出してくた大恩人だ。他の奴等が俺達を見捨てる中、助けてくれた子だ｣
閻魔大王｢え？？その子が助けたの？｣
『……(ﾋﾞｸﾋﾞｸ…)』
亡者｢うわああーーー！！！離してくれ！！降ろしてくれ！！｣
『……(ｿﾞｸｯ…)』
(この声……)
(ﾊﾞｧｧﾝｰｰｰ!!!!!)
『！！！！』
(この男……)
『……っ(ｷﾞｭｳｳｳ…)』
猫青年｢はくり……｣
五番目の裁判所「閻魔庁」へ入って来たのは生前に悪行を重ねて「裁判無しで地獄逝き」が決定した亡者を収容・連行するメスの化け猫・火車と白龍くんを手に掛けた地獄行きの亡者だった。
白龍くんはその亡者を前にした瞬間、青ざめ、怯え黒曨さんの脚に縋り着いている。
亡者｢辞めろ！！地獄には行きたくない！！俺は間違えてあのガキを手に掛けてしまっただけだ！！｣
青喴｢あのガキ……？｣
亡者｢そのガキに謝れば許してくれるのだろう！！！｣
(落ち着け……、落ち着けボク……、刀を持っていないのに……あの俺が……)
『……っ』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：春昴 | 作成日時：2022年6月21日 22時
