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「知ってるな」

『存じてます不足の事態に備え勉強はしてきました』

「そうだな女も男も例外はない
今から正式に嫁ぐまでオマエを40代目当主として任命する
当主の仕事を学べ」

水人形は次の場面へと写した

『悟ちゃん…』
「よっババア」
『朧ちゃん…どうしたの…』
朧「相変わらず辛気くせぇ顔してんな」

Aは知らず知らず溜め息をついた

『悟ちゃん…』
朧「会いたいなら会いに行けばいいじゃん
ジメジメウジウジしやがってウザい」

Aは静かに首をふった

『会いに行けないわ』
朧「なんで?
もう夏油の奴は死んだんだろ?」
『私はいつも肝心な時に力になれないのに…今更…
第一、手紙も来なくなったし嫌われてるのよぉ…』

泣きじゃくるAに溜め息をついた

朧「チッ!!仕方ねぇな
当主として交友を深めるって説得してきてやるから
オマエは準備をしろ
そうだな星蘭と棗も着いてこい!!」

『でも…』

朧「オマエら四の五の言わず死にたくなかったら、Aの身支度を無理矢理にでもしろ」

水人形は動きを止めた

「ここまででいいでしょう」
朧「で、どうすんだよ」

Aは一瞬固まった

『もう、これ以上は迷惑かけれないわ
悟ちゃん、私との婚姻を解消しましょう!!
さよなら…』

悠「先生…」

立ち去ろうとするAの手を掴んだ

『悟ちゃん?』
悟「これ覚えてる?」
『そのチョコは…星蘭が買って私が悟ちゃんにあげた…』

悟は頷いた

悟「君も僕も自由がなくて初めて会った日にチョコをくれて食べたね内緒で食べるお菓子が美味しいって…」

本当に美味しかった

『懐かしい…』

悟「初めてしたシャボン玉も触れたら壊れちゃうけど綺麗だった
ジュースのビー玉をみて僕の瞳みたいで綺麗だって言ったのは君が初めてだったよ」

『綺麗だったから』

悟「五条の跡取りじゃなく初めて自分自身を君は見てくれた
だからこそ君と結婚したいって思ったんだ」

『悟ちゃん…』

悟「その気持ちは今も変わらない
今度こそ自分達の足でシャボン玉のように自由に世界を見よう
そしてチョコを買おう」

Aの目から涙が溢れ落ちた

悟「僕と結婚して」
『はい///』

2人は抱きあいキスをした

「姫様、これを今こそ渡すときです」

大量の荷物が現れた

『それは!?…そうね』
悟「それは?」
『手紙が来なくなってから…11年分のクリスマスと誕生日プレゼントよ』

プレゼントの一部を悟に渡した

『今更だけど…おめでとう悟ちゃん大好きよ』
悟「ありがとうA」

【五条悟】*伏黒恵♀成り代わり、もしかしたらそのうち似たような設定で連載するかも…→←・



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作者名:卯月 | 作成日時:2022年7月3日 2時

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