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『あ、の…まつむらさん、』
北斗「なんだよ、引いた?」
『いえ、その……素直なところあるんです…ね?』
北斗「馬鹿にしてんのか、」
『そんなんじゃないですけど…!!』
北斗「てか樹と同い年って言ったっけ?」
『あ、はい』
北斗「俺も同い年」
『あ、そうなんですか』
北斗「……うん」
『……はい、それで?』
何か言いたそうに目を泳がせている松村さん。あまりの大人っぽさにてっきり年上かと思っていた。
北斗「あーーー、だから!!………タメでいいって言ってんの」
『え、』
北斗「あと、松村さんってのやめて」
『そんな急にむりですよ』
北斗「俺はタメでAちゃんって言ってんのに、、Aちゃんそうしないのはズルくない?」
なんですかその子犬みたいなきゅるんきゅるんの目は。松村さんって子犬系男子だったりするんですか?
初対面の時よりもだいぶイメージが変わった。
『わ、わかりましたから…がんばります』
北斗「ん、それでいい。じゃあ呼んで、俺の事」
『まつ…むら、』
北斗「………いやそっち?」
『え、?』
北斗「普通下の名前でしょ、また忘れたの?」
『あ、ごめん…』
北斗「割と抜けてるとこあんだな、Aって」
『…っ』
急な呼び捨てにキュンとするも、動揺していませんよアピールを必死でする。
この人に照れてるのがバレたら一生馬鹿にされそうだから。
『ほくと、』
北斗「…うわ、やば」
『呼ばせといてそんなのないでしょ』
北斗「ちげーよ馬鹿、うれしいの」
『…そう、なんだ』
北斗「なに照れてんだよ」
『照れてない』
北斗「へー、」
そのあともしばらく話したり笑ったり、1時間ほど眠れなかったかもしれない。
大きいな厚い壁が薄い壁に変わった気がした。
ほくとのお友達になれた気がした。
それだけでわたしは嬉しかったんだ。
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しばらく北斗くん続きで申し訳ございません!!他のメンバーの登場もうしばらくお待ちください!!
たくさんの評価ありがとうございます。
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Jxrx(プロフ) - PaSOさん» はじめまして、作品を読んでくださりありがとうございます!!今後の展開がどうなるのか、関係性は変化するのか、色々な場面に注目して読んでいただけると嬉しいです!!今後とも宜しくお願い致します。 (2020年4月27日 23時) (レス) id: 9172c61fbe (このIDを非表示/違反報告)
PaSO(プロフ) - はじめまして!毎回楽しく読んでます。ここからどんどん関係性やそれぞれに対する想いが顕在化してくる予感がしています。お身体に気をつけて更新頑張ってくださいね。楽しみにしています! (2020年4月26日 15時) (レス) id: 842be9d369 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Jxrx | 作成日時:2020年4月4日 3時