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□_Hokuto ページ30











気が付くと昼の13時。昨日朝方まで起きてたからいつもするはずの二度寝や三度寝もせずぐっすり寝ていたようだ。


隣を見るとAの姿はない。
…まあ男と遊んでた女だもんな、そりゃ先に起きて帰るか。


なんて少しショックを受けながらもベッドから体を起こした。


寝室を出て洗面所へ向かう。…顔を洗ってもなかなかスッキリしないのはきっとAのせい。


これだけでモヤモヤするなんてまるでチェリーボーイだ。


俺もにぶったもんだな、なんて起きてすぐ考えることじゃない。









『あ、おはよう』


北斗「…え?」









リビングを開ければキッチンに立っているA。


…夢でも見てんのか、と疑うがどう考えても現実。









『勝手にエプロンとかキッチン借りてごめんね?昨日のお礼にご飯作ろうと思って』


北斗「……帰ったんじゃなかったのかよ」


『…あ、ごめんまだいる笑』









何を思ったのか、俺は料理をしているAを後ろからぎゅっと抱きしめた。


…小さい、可愛い。動揺してるその姿も、大きいTシャツにエプロンも、生足も、全てそそる。


だから俺スケベって言われんだな。









『ちょ、まって…ほくと、なに』


北斗「起きたら隣にAがいなくて寂しかった」


『え、あ…ごめんね、?』


北斗「今日俺仕事休みなの、A用事あるの?」


『……えっと、』


北斗「もしかして目黒か樹に呼ばれてる?」


『あ、、うん、じゅりくんが…今日家来るから』









分かってはいる、Aの優先順位は樹が一番だってこと。


俺は、きっと最下位に近いだろう。


昨日まではあんなに嫌がっていたんだから。









北斗「帰んなよ、」


『……、』


北斗「ごめん、」


『ほくと、あの』


北斗「…ご飯作ってくれてありがとね、食べたら帰りな途中まで送るからさ」


『…うん』









どうして俺は臆病になってしまうんだ。


…こいつを離したくないのに。









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Jxrx(プロフ) - PaSOさん» はじめまして、作品を読んでくださりありがとうございます!!今後の展開がどうなるのか、関係性は変化するのか、色々な場面に注目して読んでいただけると嬉しいです!!今後とも宜しくお願い致します。 (2020年4月27日 23時) (レス) id: 9172c61fbe (このIDを非表示/違反報告)
PaSO(プロフ) - はじめまして!毎回楽しく読んでます。ここからどんどん関係性やそれぞれに対する想いが顕在化してくる予感がしています。お身体に気をつけて更新頑張ってくださいね。楽しみにしています! (2020年4月26日 15時) (レス) id: 842be9d369 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Jxrx | 作成日時:2020年4月4日 3時

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