□_Hokuto ページ24
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タクシーの中で起こった出来事を頭の中で整理し、必死で平常心を保つ。
それにしてもこいつ軽いな、ちゃんと食ってんのかよ。
リビングにあるソファまで運ぶとぐたーっと倒れ込んだ。
北斗｢…世話のかかるやつ｣
風呂を沸かして寒くないようブランケットをかける。
…てか泊まんのか？いや、さすがに泊まるよな。時計を見れば日付を超えていた。
着替えとかねーし、どうすっかな。寝る場所は？ソファじゃ可哀想か、ベッドで寝かせよう。
頭の中でぐるぐると色んなことが過ぎった。
『……まつむらさん、』
北斗｢…、あ…起きた？｣
『…っ、きもちわる…』
北斗｢え、まっお前吐くなよ！吐くならトイレで…！｣
『…そんな慌てなくても、吐きませんよ』
北斗｢…なんだよ、焦った｣
寝起きはとんでもないほどの色気を放つ。
男共はみんなこれにやられてるってわけか。
『あの、わたし』
北斗｢あー、覚えてない？樹に送れって言われたけどあなたが寝てて住所言わないから俺ん家に連れてきた｣
『…迷惑かけてすみませんでした』
北斗｢べつにいいよ、まあめちゃくちゃ迷惑だけど｣
『う、…ごめんなさい』
ちょっと冗談のつもりで言ったのにガチで落ち込むAちゃん。
…いやそんな真面目に受け止めるか？ってほど素直。
北斗｢冗談じゃん、とりあえず水飲んで｣
『はい、』
北斗｢あと風呂もうすぐ沸くから沸いたら入って、服ならなんか用意しとくから…下着は、申し訳ないけど｣
『ありがとうございます、』
これ以上ここにいたら何かが抑えられなくなりそうだから、俺はこいつのパジャマがわりになるものを探しに行った。
……デカいTシャツ、ぐらいしかねーな。
下に履くもんねーよ、これだけじゃ…いくら何でも。
『あ、あの』
北斗｢え、あ、なに？｣
『バスタオルとかって…どこですか』
北斗｢あごめんね、今出すから…あと服、Tシャツしかないんだけど｣
『あ全然お気になさらず、大丈夫です』
北斗｢そ、ならこれで｣
『ありがとうございます』
気にしてんのは俺だけってな。
バスルームに入っていくAちゃんを確認し、リビングへ戻った。
とりあえず心を落ち着かせるんだ、おれ。
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Jxrx(プロフ) - PaSOさん» はじめまして、作品を読んでくださりありがとうございます!!今後の展開がどうなるのか、関係性は変化するのか、色々な場面に注目して読んでいただけると嬉しいです!!今後とも宜しくお願い致します。 (2020年4月27日 23時) (
レス) id: 9172c61fbe (このIDを非表示/違反報告)
PaSO(プロフ) - はじめまして！毎回楽しく読んでます。ここからどんどん関係性やそれぞれに対する想いが顕在化してくる予感がしています。お身体に気をつけて更新頑張ってくださいね。楽しみにしています！ (2020年4月26日 15時) (レス) id: 842be9d369 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Jxrx | 作成日時：2020年4月4日 3時
