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□_Hokuto ページ25











しばらくして風呂から上がったのか、バスルームの扉を開ける音がした。


さらに動揺してる俺はとりあえずテレビを付けてみた。情けない…。









『あの、お風呂ありがとうございました』


北斗「…あ、うん」









振り向けば火照った顔、可愛らしいすっびん、細い足、the女子のお団子、俺のデカいTシャツを着て立っているAちゃんが。


………俺は信用してないぞ、信用してない、ここで動揺してたら負けだ松村北斗。


と言い聞かせながら返事をした。









北斗「俺のベッド使っていいから」


『え?いや、松村さんどこで寝るんですか』


北斗「俺は適当にソファで寝るから」


『だめですよ、私がソファで寝るんで』


北斗「いや客だし、気にしないで」


『それわたしのセリフです、松村さんの家なんだから松村さんがベッドで寝てください』









なんて在り来たりな口論を続ける。こいつ中々図太いぞ。頑固タイプね。









北斗「じゃーいいよ俺ベッドで寝るから」


『はい、そうしてください!!じゃあわたしはソファ失礼しますね』









そう言うと満足そうな顔をする。


けど俺の言ってる意味は違うんだな。









北斗「何言ってんの?お前もベッドだよ」


『え?』


北斗「ソファで寝て体痛められても迷惑だし、一向に意見譲らないし、だったら一緒に寝ればいいじゃん」


『あ、…そーゆーことですか』


北斗「いや何落ち込んでんだよ嫌なのかよ」









明らかに顔色が暗くなるから思わず突っ込んでしまった。


てか嫌なのかよ、俺嫌われてる?まあ嫌な奴って思われてるのは確定か。









『いいんですか?』


北斗「いいから言ってんの、ほら先寝室行ってて」









うさぎのようなうるうるな目で見てくるから、これ以上はと思い寝室に追いやる。


そうすれば俺が風呂入ってる間に寝てくれるだろう、と思って。


自分でも必死に襲わない体制を作ってるのが驚くくらいだ。


関わんなとか言っちゃったのになぁ、。









あいつらが好意をもつ理由が分かってしまった、気がする。









□→←□_Hokuto



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Jxrx(プロフ) - PaSOさん» はじめまして、作品を読んでくださりありがとうございます!!今後の展開がどうなるのか、関係性は変化するのか、色々な場面に注目して読んでいただけると嬉しいです!!今後とも宜しくお願い致します。 (2020年4月27日 23時) (レス) id: 9172c61fbe (このIDを非表示/違反報告)
PaSO(プロフ) - はじめまして!毎回楽しく読んでます。ここからどんどん関係性やそれぞれに対する想いが顕在化してくる予感がしています。お身体に気をつけて更新頑張ってくださいね。楽しみにしています! (2020年4月26日 15時) (レス) id: 842be9d369 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Jxrx | 作成日時:2020年4月4日 3時

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