検索窓
今日:2 hit、昨日:18 hit、合計:242,793 hit

ページ15











樹「ほくとー?Aが差し入れ持ってきてくれたんだけど、食べるっしょ?」


北斗「…あー、うんいただきます」









松村北斗さんが怖い、ほんとに素っ気ない。


挨拶も、「松村です」で終わった。


絶対私の事嫌いだと思うこの人。









北斗「ありがとうございます差し入れ」


『……へ』


北斗「…だから、ありがとうございます。」


『あ、いえ…』









急に話しかけられた、びっくりした。


なんなんだろう、何考えてるか全く分からない。


松村さんは差し入れのゼリーを手に取ると、さっきいた定位置に戻っていった。









樹「北斗ちょっと素っ気ないかもだけど、良い奴だからあんま怖がんないでやって笑」


『あ、うん大丈夫だよ』









じゅりくんがそう言うなら平気かな、


そんな油断をしていた。









なんだかんだ時間は過ぎ、ライブの開演時間は迫っていた。


ペンライトが光り出す、さっきまで話していた6人がステージに立つのか。


不思議な気持ち。









ドキドキとワクワクを抱きながらもライブが始まると、


黄色い歓声に包まれながら真ん中のステージから彼が登場した。


青、白、緑、黄色、ピンク、赤。


6色の光が彼らを包み、鮮やかに照らした。


かっこよく、面白く、楽しく。


彼らの全てが詰まったパフォーマンスに圧倒された。


さっきまで怖いと思っていた松村さんは


可愛らしい笑顔を見せる。


こんな風に笑うんだ、少しだけ印象が変わった。









ライブ終わり、再び彼らの楽屋に戻る。









ジェシー「Aちゃ〜ん!!」


『あ、ジェシーくんお疲れ様!』


ジェシー「どうだった?かっこよかった?」


『うんすごくかっこよかったし楽しかった、私感動した』


ジェシー「マジで!よかったー!」


『また来たい!あっすごい髪濡れてる』


ジェシー「シャワー浴びてきたばっかなの笑Aちゃん乾かしてくれる?」


『え?私?』


ジェシー「そ、Aちゃん」









大きな体のジェシーが、椅子にちょこんと座り嬉しそうにドライヤーされるのを待っている。


こんなに男らしい人でも、やっぱり年下の可愛さがあるようで。









□→←□



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (237 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
954人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Jxrx(プロフ) - PaSOさん» はじめまして、作品を読んでくださりありがとうございます!!今後の展開がどうなるのか、関係性は変化するのか、色々な場面に注目して読んでいただけると嬉しいです!!今後とも宜しくお願い致します。 (2020年4月27日 23時) (レス) id: 9172c61fbe (このIDを非表示/違反報告)
PaSO(プロフ) - はじめまして!毎回楽しく読んでます。ここからどんどん関係性やそれぞれに対する想いが顕在化してくる予感がしています。お身体に気をつけて更新頑張ってくださいね。楽しみにしています! (2020年4月26日 15時) (レス) id: 842be9d369 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Jxrx | 作成日時:2020年4月4日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。