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カカシ先生は、Aを見る時だけ、目が優しくなる
Aが怪我をすると、顔が青くなる
「失いたくない」
カカシ先生がそう言って泣いてたのを見た
「極端な話...Aが捕まったとして、ナルトやサスケ、サクラを殺さないとAを殺すって言われたら、俺は躊躇いもなくお前らを殺す.....まぁ、そんな事にはならないから大丈夫」
その時、カカシ先生にとってAは、すごい大事な奴なんだってわかった
Aを守るためなら手段を選ばないって事も
じゃあ、俺にとって大事な奴は?
...イルカ先生
カカシ先生や、サクラちゃん、A
それに、サスケ
だから俺も、守るために手段を選ばない
なのに..
サスケが、里を抜けた
───────────────────
サスケが里を抜けた
「...事実だよ」
先生は、寂しそうに俺に教えてくれた
この前、ナルトとサスケが戦って、
カカシ先生が止めた時....あの時から、少し感じてた
サスケがおかしいって
でも、もしかしたら
「A、」
『...』
「行くか..?」
聞いてくる先生の顔は、苦しそうで、行くなって言っていた
でも、サスケは仲間だもん
俺だって..行きたい
『うん』
「......そうか」
『俺、ちゃんと帰ってくるよ。先生』
「..」
Aは真っ直ぐ、俺を見ていた
『たとえ、他の人だけで充分って言われても..
.....俺以外が出来たとしても、俺が止めていい理由にはならないから』
「A..」
『サスケは俺たち第七班の仲間でしょ?』
「...」
カカシはAを抱きしめる
『...先生』
「約束して..生きて帰ってくるって」
『約束するもん』
「...手、出して」
『?』
カカシはAから離れて、Aは手を出す
「お守り」
『お守り?』
カカシはAの手にクナイを握らせる
「使わない事を願うけど、そんな事ない..」
『...』
「俺のクナイ、使いやすいだろ?」
『うん』
「ちゃんとサスケと帰ってこい」
カカシは優しく笑った
Aは、クナイを握りしめる
『...うん』
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yuina30821(プロフ) - これから更新はしませんか? (2020年8月27日 23時) (レス) id: ac6c085ed6 (このIDを非表示/違反報告)
霄 - 更新停止が悲しいです!お話凄く感動するので、続きが読みたいですし、完結して欲しい!!!!! (2019年2月4日 1時) (レス) id: ae1345500e (このIDを非表示/違反報告)
nao - 読んでって面白かったです!続き楽しみにしてます! (2017年9月24日 19時) (レス) id: 4c66a3293f (このIDを非表示/違反報告)
幻影剣 - ナルトは除け者か?(笑) (2017年9月18日 9時) (レス) id: 97bea724c8 (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - はざくらさん» ありがとうございます!続き頑張ります! (2017年9月13日 20時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:風船ガム | 作成日時:2017年6月16日 19時