■髪■ ページ35
こんなに気を張ってお風呂に入ったのはいつぶりだろうか。
親戚の子と入った時以来？
それとはまた違う気がするけどとにかく気の休まらない入浴だったのは間違いない。
『ショッピここ来て』
syp「ええよ、何？」
『髪乾かすの ここに座って大人しくしてて』
syp「あ、俺？別にええよ、短いしいつも乾かさんし」
『私がショッピの髪乾かしたいの 黙って座る！』
私がしたい、と言うとまあそれならしょうがないといった感じで、腑に落ちないながらも座ってくれた。
ドライヤーで髪を乾かすと、短いからすぐに水気は無くなってきた。
櫛で軽く梳かしながら風を当てると、引っ掛からずにスッと櫛が通ったのでちょっと羨ましい。
まあこの長さなら引っ掛からないか。
『はい、いいよ ショッピって意外とくせっ毛なんだね 毛先がちょっとだけ跳ねるの、可愛い』
syp「可愛いかどうかはおいとくけど、確かにくせっ毛やで 親がそうやから」
『いいなぁ これくらいのくせなら可愛いもん』
syp「俺は可愛くないから ほら、A場所交換するで 今度は俺が乾かす番」
『えっいいよ、私髪長いから』
syp「へえ、俺にはさせてくれへんの？自分はしといて？」
『………じゃあお願い』
人に髪乾かしてもらうのなんて子供の時以来だ。
よく親が乾かしてくれたけど、それとはまた違った感覚。
指が項や耳に触れると擽ったくて堪らない。
syp「なーにもぞもぞ動いとん」
『擽ったいの』
syp「擽りに弱いタイプなんや」
『うぇ、バレたか』
擽り弱いのだけはバレたくなかった。
だってどうせとことん擽ってくるじゃんこの人。
髪乾かしてもらうの終わったらちょっと距離取っとこ。
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ミラ(プロフ) - ミオさん» ミオさんありがとうございます！そのような事を仰っていただけてとても嬉しいです！これからも頑張らせて頂きます^^* (2020年1月17日 18時) (
レス) id: 33823a6051 (このIDを非表示/違反報告)
ミオ - お疲れ様です。いつも見させてもらってます！この小説でショッピ君推しになりました()これからも頑張ってください！ (2020年1月17日 7時) (レス) id: 4083773df2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミラ | 作成日時：2019年12月5日 21時
