夜の帳が降りる頃──sideY.I ページ20
キッ、とブレーキ音がして車が止まった。
目の前には心霊スポットと言っても差し支えなさそうな、おどろおどろしい雰囲気の廃ビルがそびえている。
場を盛り上げるために適当な事件をでっち上げたとしても、それが嘘とは言いきれなさそうな、そんな空気が少し離れた所にまで漂ってきている。
「いかにもって感じだよなー」
「早く終わらせて帰るわよ」
釘崎はそう言って、一人先に廃ビルへと乗り込んでいく。危ねぇぞ、とその後ろを伏黒と追いかける。
頭の中でやけに宿儺の声が響いて、うるさいくらいだった。
「……こはるって、誰だよ」
思わず口にした言葉に『小僧には関係ないだろう』と不機嫌そうな声が返ってきた。
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短いです。
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ゆず(プロフ) - 初めまして宿儺様沼にハマり、作者様の作品に辿り着きました。とても面白いですし、宿儺様との展開が楽しみです!更新大変でしょうが応援しております!! (2021年4月26日 18時) (レス) id: 9087c45e44 (このIDを非表示/違反報告)
星空の砂時計 - とても面白いですね♪ 作者さんのペースで更新を頑張ってくださいね! 私も呪術廻戦にハマり、作品を書いている者なので機会があれば何処かでお会いしましょう! *´▽`* (2021年4月18日 14時) (レス) id: a21ef6301e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さっく。 | 作成日時:2021年3月26日 8時