【呪術廻戦】運命はクソ【夏油傑】

友達 ページ9

(12/16 少し訂正)




「良かったら私と友達にならない？」

「...友達ってそうやって作るの？」

「それは知らない。でも私はAと友達になりたいと思ってるよ」

「そう、なら喜んで」

「ん、よろしくね」





差し伸べられた手を握り顔を見合わせる。
2人で少し笑い、お互いの事を話した。硝子は反転術式で人の怪我を治せるとても珍しい事らしい。

そしてあの医務室で会った2人は同級生。白髪の男が五条悟。黒髪の男が夏油傑





「夏油がさ、Aの事運命の番って言ってたんだけどほんと？」

「........本当だよ」

「良かったじゃん。運命の番と出会えるのって奇跡なんでしょ？」

「私は最悪だよ。この世で一番会いたくなかった人。硝子も知ってると思うけど、Ωが強 姦合う事件なんてザラ。私の母はその被害者。その時は妊娠しちゃって私が生まれた。母は私にごめんねって言う度にαの怒りが私の中でふつふつと湧くの。だからαなんて嫌いだし、それに運命の番なんてもっと嫌い」

「無神経な事言ってごめん....」

「平気。思ってる事言っただけだし、それにこんな事言えるの硝子が初めて。あれだよ。友達が友達に愚痴るってやつ？やってみたかった」





顔を見てニッと笑えば、硝子は少し目を見開き笑い出す。「なにそれ」なんて言われるけど本当の事だ。友達いなかったし、こんなこと言えるの初めてだから嬉しい。心の重りが少し減ったような気がする





「夏油に会ってみない？」

「話聞いてた？」

「聞いてた聞いてた。だけどあいつの事だから多分逃げらんないよ。逃げるんだったら直接あった方が身のためだと思う....」

「そんなヤバいやつなの？」

「五条の方がヤバいやつ」

「あの白髪の人か」

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