【呪術廻戦】運命はクソ【夏油傑】

運命の出会い 夏油side ページ6

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昨日の夜から任務続きで、楽勝だと思っていた任務もかなり手こずった。おかげで頭から血は流れるし、体全身が痛い。地面に寝転び、朝日が昇る空を見上げながら隣にいる悟に話しかける





「悟生きてる？」

「おー」

「任務はこれで終わりだ。硝子に治してもらおう」

「こんな山奥に車出してもらえるか？」

「無理だね。少し歩けば道路があるはずだ。そこまで歩こう」

「だりぃーーーーー」





起き上がり、道路をめざして歩く。
着くまでの会話は、任務が疲れた。もう歩きたくない。寝たい。呪術界の愚痴。

悟の口はよく回る。一般家庭で育ったから呪術界の事は分からないから聞いてて飽きない。そして運命の番について話し始める





「傑は出会いたいと思うか？」

「そうだね。運が良ければ会いたいかな」

「俺はゴメンだね。なんか面倒くさそう」

「悟らしい答えだ。でももし出会ったらそんな事相手の人に言ってはダメだからね」

「わーってるよ。それなりに配慮はするし」

「最低のαだ」

「んだと？」

「本当の事だろ？」

「ま、会える事なんて奇跡に近いものだし？会えたらラッキーだよな」

「会えるといいね」





迎えに来てもらった車に乗り高専に戻る。着いた途端微かに甘い香りがした。甘い物なんて好んで食べないしあまり美味しそう、食べたいとは思わないが、この香りは何か違う。

美味しそうな匂い。食べたい。
そんな欲に頭が支配されていた





「おい傑。置いてくぞ」

「っあぁ、ごめん。今行くよ」





悟はこの香りに気づいている様子は無い。
甘い物好きなのに珍しい...

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