【呪術廻戦】運命はクソ【夏油傑】

克服しよう ページ14

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それからは外に出る気もせず、ずっと家の中にいた。襲われるのは初じゃないけど嫌なものは嫌だ。気持ち悪いし、吐きたくなくても勝手に口から出てきちゃうからどうにもならん

久々に携帯を見れば硝子からメールが結構届いてた。悪いことしたな〜とりあえず返信しとこ。長文はダルいから手短に「生きてます」っと。返信して数分後に電話がかかってきた





「もしもし？」

「返信メールが生きてますって何？！めちゃくちゃ心配したんだけど！」

「ごめんごめん。長文苦手だからさ」

「苦手って...まぁいいや。A今どこにいる？」

「家だけど」

「今からそっち迎えに行くから、高専来てもらえる？」

「何時頃こっちに来る？」

「んー30分ぐらい？」

「分かった。準備出来たら玄関先で待ってる」





電話を切り支度をする。いつも制服だったし今日はめんどくさいから私服にしよう。クローゼットから服を引っ張り出し着替える。上は白のトレーナーで下は黒のスキニーズボン。首にはちゃんとチョーカーを付け外に出る。玄関前には既に黒い車が来ていた





「よ〜」





後部座席に乗り込み硝子の隣に座る
椅子はふかふかで乗り心地が最高....感動





「早いね。てかなんで高専に行くの？」

「Aは拒否反応症じゃん？だかさ、αの事克服しない？」

「したいとは思ってるよ。だけど怖い」

「急に全部を克服しなくてもいいんだよ。少しづつさ、ね？どう？」





この病気を治したいのは本当
自分がいくらα嫌いだからっていつまでも嫌ってるのはダメだと思ってる。ちゃんと向き合えるようにはなりたい





「.....わかった。頑張ってみるよ」

「私も協力するから！一緒に頑張ろ！」





向き合い手をぎゅっと握る
硝子が友達で本当に良かったと改めて実感した

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