【呪術廻戦】運命はクソ【夏油傑】

吐気 ページ13

(⚠注意⚠モブ出てします)




さっきまでいた教室に立ち、ノックを3回すれば硝子が出てきてくれる。「外の空気吸いに行こう」と言われて、ベンチに座った。近くにあった自動販売機で口直しにお茶を買い、飲み干すけど喉のイガイガは治らない

一息付き、隣に座ってタバコを吸っている硝子に話しかける





「....硝子はこうなる事分かってたんじゃない？」

「ｯ！...ごめん」

「大丈夫。自分もさ、夏油さんと会ったら拒否反応起こすんじゃないかなって分かってたんだ」

「だったらなんで...！」

「本能には抗えないからね。それと私はここに編入しないよ。夏油さんいるし、それに五条？さんもαでしょ？」

「私以外はα」

「だったら尚更だね。お誘いは嬉しかったけどごめんね。でも、また話し相手してよね」





私はそう言ってベンチから立ち上がりニッと笑ってみせる。硝子は「勿論！」と笑って返してくれた。時間も時間だし暗くなる前には帰りたいから、もう帰ると伝えれば夏油さん達には伝えて欲しいと頼んだ

私は大丈夫。と断ったのに硝子は学校の正門まで送ってくれた。帰り際に「何時でも連絡して」と連絡先を教えてくれた。手を振り来た道を歩いて帰る

家に近づくにつれて呪霊と言うものが沢山湧き出てくる。改めて見ると気持ち悪いな〜。ぼーっも歩いていたら人とぶつかった





「ｯ、すみません...」

「ﾁｯ、どこ見て歩いてんだよ.....お前Ωか」

「....だったらなんですか」

「襲われてぇの？」

「は？」





何言ってんだこいつ
手首を捕まれ人気の無い細い道に連れ去られる。相手は片手で私の頭の上に両手を掴み逃げられないようにされた。制服のワイシャツとスカートの間から中に手が入ってくる...気持ち悪い。吐き気を我慢しながら抵抗をするが、男の力には勝てない





「やめ、ろ...！」

「うるせぇな。くっそ甘い匂い漂わせなが歩いてんのが悪ぃんだろ？」

「ｯ〜、ぉえﾞ...ぁﾞ....」

「拒否反応症かよ、冷めたわ」





地面に投げ出される
好きでΩなんてやってない。Ωになったわけじゃない
虚しさと、怒りと、死にたい気持が一気に湧き上がってきてぐちゃぐちゃになる
数十分空を見上げて虚無になったら、立ち上がり崩れた制服を整える





「早く帰ろ......」

克服しよう→←約束の前

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す