番外編 勘違いキスマーク事件 ページ49
『…あの、違いますからね。ガラスの破片がここに飛んできて…』
「ガラスの破片が飛んできてこんな跡にはならないと思うけど?」
チッ、騙されてくれねぇか。
『っ〜!とにかく本当に違うんで!』
離してくださいとじたばた暴れてれば、むりやり五条先生と向き合う形にされる。
「ねぇAホントなの?ホントに違うの?」
『ちがいますってば…、というか、近いです。
廊下ですよ?ここ』
「違うならいーじゃん。誰に見られてたって勘違いされたって僕は大歓迎だけど?」
誰がになにを勘違いするんだよ…。
「で、ほんとはどーしたの?
答えてくれなきゃ…ちゅーしちゃおっかなぁ?」
目隠しをスッと外して、思わず逃げようとしても力強い腕が私の身体を逃がさないようにしてる。
どんどん近づくたびに心臓が五月蠅いほどドクドクしてる。あ、やべぇって意味でね。
息もかかるほどの距離になった時。
もういいや、言ってしまおう
この人は死んでも騙せる気がしないわ。
『も―こうなったら言います。実は…蚊に刺されて掻きむしったらこうなりました。そしたら真希にそのことはほかの人は言うなよって言われてたんです。』
ピタッと先生が止まる。ホッと息をついたら、ちゅっとリップ音と共にほっぺに柔らかい感触がした。
「そういうことか〜!いやぁ、教えてくれてスッキリしたけど、ちゅーできなかったのは残念だなぁ。」
『いや、今ほっぺにしましたよね?』
「ん〜?僕を嫉妬させたお返し。あ、もっとしてほしかった?」
『結構です。』
そこからすぐに棘くんの誤解を解きに行った。流石の真希も一緒に連れて証人になってもらったおかげで案外すぐに誤解は解けたが、棘くんはその日からさらに私に抱き着く回数が増えるようになった。
そうそう、この前も。
「おいA〜、この後空いてるか?」
「おかか!こんぶ、いくら!」
ううん!この後一緒に修行するの!とか、可愛すぎかよ。
コホン、まぁそう密かに思っていることは私と読者さんだけの秘密にしておこう。
え?パンダくんはどうしたのかって?
____まぁ、そこはご想像にお任せしよう。
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ほしの。(プロフ) - シズ様 ありがとうございます!そう言っていただけてとてもとても嬉しいです…!ただいまテスト期間で死にそうでしたが、元気出ました!感謝です。。今後ともどうぞ、よろしくお願いします! (2022年10月20日 19時) (レス) id: 124138e0c0 (このIDを非表示/違反報告)
シズ(プロフ) - テスト頑張ってくださ〜い!主さんの作品めちゃくちゃ好きやから更新めちゃくちゃ待ち遠しいんよ! (2022年10月10日 8時) (レス) @page46 id: ce3f4b3801 (このIDを非表示/違反報告)
ほしの。(プロフ) - MEGUMI様 私もそのシーン拝見しました!めちゃめちゃかっこいいですよね!まじでわかります♡更新頑張ります! (2022年8月21日 11時) (レス) @page45 id: f3340582e1 (このIDを非表示/違反報告)
MEGUMI(プロフ) - 有難うございます!!初めて呪術廻戦見た時にさとるんの虚式「茈」を打つ瞬間めっちゃカッコ良くって惚れちゃいました♡更新頑張ってくださ〜い!! (2022年8月20日 16時) (レス) id: 835a7597df (このIDを非表示/違反報告)
ほしの。(プロフ) - MEGUMI様 初めまして!初めから読んでくださり有難うございます!落ちはできれば全員書ければな、と思っているので五条先生も書く予定です!五条先生推し!という方が沢山いらっしゃるので五条先生多めで書くかもです!これからも作品をよろしくお願いします! (2022年8月20日 11時) (レス) id: f3340582e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほしの。 | 作成日時:2022年4月17日 12時