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『…で?話しましたよ、先生。』
「まだ。これからどうしていくか。もし万が一呪いがA自身を取りこんだらどうするのか。
…言って。」
『…はーい、
さっきも言った通り、解呪するつもりはない。もし命が尽きるならそれまで。これからも任務に対応していく。…もし万が一、私自身を取りこんだらどうするのかについてだけど…。
二通りある。
一つは、…つらいかもしれないけど、先生…もしくは憂太くんが私のことを祓う。』
私のことを守りやすくなる…とか五条先生言ってたけど、大部分はコレだろう。もし、万が一私が取り込まれたら、それを祓えるのは特級の先生か、憂太くん。
だから、憂太くんに知らせろって言ったのか。
『…二つ。
自身が取り込まれそうになるって判断したら、私が私を殺す。』
大きく見開いた目をする憂太くん。五条先生はやっぱりというようなわかりきった目をしていた。
「…それしか、方法は…」
『…ない。』
震えるような声で下を俯く憂太くん。
しまいには、ぎゅっと思いっきり唇を噛んでいた。
『憂太くん、そんな顔しないで。唇も、血でちゃうよ?』
私が子供をあやすように優しく言えば、涙をぽろぽろと溢す憂太くん。
「憂太、心配せずとも、皆で守ればそうなる可能性も低くなる。
A自身の気持ちも、その呪いも厄介だが…その元凶となる体力を消耗させなければ、そもそもそんな最悪なことは怒らない。
憂太、僕の言いたいことわかるよね?…今回の海外出張も憂太をさらに強くさせるためのものだ。」
先生がそういうと、はっとしたような腹をくくったような…、先ほどの泣いていた顔よりずっといい顔をしていた。
ふと、
___私、本当に解呪しなくていいのかな
そんな疑問が私の頭の中に浮かんだが、それを無理矢理消した。
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ほしの。(プロフ) - シズ様 ありがとうございます!そう言っていただけてとてもとても嬉しいです…!ただいまテスト期間で死にそうでしたが、元気出ました!感謝です。。今後ともどうぞ、よろしくお願いします! (2022年10月20日 19時) (レス) id: 124138e0c0 (このIDを非表示/違反報告)
シズ(プロフ) - テスト頑張ってくださ〜い!主さんの作品めちゃくちゃ好きやから更新めちゃくちゃ待ち遠しいんよ! (2022年10月10日 8時) (レス) @page46 id: ce3f4b3801 (このIDを非表示/違反報告)
ほしの。(プロフ) - MEGUMI様 私もそのシーン拝見しました!めちゃめちゃかっこいいですよね!まじでわかります♡更新頑張ります! (2022年8月21日 11時) (レス) @page45 id: f3340582e1 (このIDを非表示/違反報告)
MEGUMI(プロフ) - 有難うございます!!初めて呪術廻戦見た時にさとるんの虚式「茈」を打つ瞬間めっちゃカッコ良くって惚れちゃいました♡更新頑張ってくださ〜い!! (2022年8月20日 16時) (レス) id: 835a7597df (このIDを非表示/違反報告)
ほしの。(プロフ) - MEGUMI様 初めまして!初めから読んでくださり有難うございます!落ちはできれば全員書ければな、と思っているので五条先生も書く予定です!五条先生推し!という方が沢山いらっしゃるので五条先生多めで書くかもです!これからも作品をよろしくお願いします! (2022年8月20日 11時) (レス) id: f3340582e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほしの。 | 作成日時:2022年4月17日 12時