余韻2 ページ48
ここは…。
忘れるはずもない。
Aが連れてこられたのはかつて通っていた高校だった。
どうして…。
懐かしいような恐ろしいような複雑な気持ちに駆られる。
Aは息が苦しくなるような感覚を覚え、後ろを振り返った。
「えっ!!Aじゃん!!」
後ろには五条の姿はなかった。その代わり校内からAの名を呼び数人の高校生が駆けてくる。
あ…。
「Aっ!」
制服姿の少女達は、Aを囲うようにして抱きしめた。
「今までどうしてたわけ!何いきなりいなくなったかと思えば…」
みんな…。
Aの顔を見て涙を目に浮かべるその少女達は、Aが小学生の頃から学校生活を共にしていた友人達だった。久しぶりの懐かしい顔を見て、Aも自然と目の前が涙で霞んだ。
涙を流し、口をパクパクとさせるAに友人達は顔を見合わせたがすぐにこちらへ向き直り「ちょっと話そうよ。」と鼻声で言った。
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ゆうき(プロフ) - 時さん» すごく嬉しいです。ありがとうございます。時さんも更新頑張ってください。いつでもコメント欄いらっしゃってくださいね。 (2021年8月6日 11時) (レス) id: 67d009fa41 (このIDを非表示/違反報告)
時(プロフ) - コメント失礼します!最初で一気に惹かれました!続きを楽しみにしています!無理せず更新頑張ってくださいね! (2021年8月6日 11時) (レス) id: 65803b71a1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - ラリマさん» コメントありがとうございます。凄く嬉しいです。優しいお言葉感謝します。ラリマさんも体調にはくれぐれもお気をつけくださいね。作品の方にもお邪魔させていただきます(p_-) (2021年8月6日 0時) (レス) id: 67d009fa41 (このIDを非表示/違反報告)
ラリマ(プロフ) - コメント失礼します! 続きがすごく楽しみです!これからも体調に気をつけて更新頑張ってください!!! (2021年8月6日 0時) (レス) id: 3c461fe813 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆうき | 作成日時:2021年8月3日 22時