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初仕事3 ページ22

「確かに八尺瓊勾玉【やさかにのまがたま】が効いていますね。」


黒いベールが降り切った時、伊地知さんがそう言った。


「あったりまえだろ。あれ手に入れるのに僕がどんだけ苦労したか。」


また何か分からない話をしている、と不安になったが、それは私だけじゃないようだ。

「先生なんの話?
はやく行こーぜ。」

虎杖さんも伏黒さん同様、話の内容は特に気にしておらず早速中に入ろうとしている。


「っあぁ、待ってください。
最近、この廃工場で複数の呪霊が目撃されており、夜間に肝試しに来た学生達が失踪するなどが相次いでおります。ある程度低い等級の呪霊の仕業とは思われますが、その数が多いようなので皆さんくれぐれも注意してください。何かあった時は、五条先生にすぐ報告して、常に離れないよう心がけてください。よろしくお願いします。」



えっ、何?"失踪"?

私は伊地知さんのよく分からない説明のその不安を煽る内容に思わず耳を疑った。


「こら、伊地知ー。
初経験の子もいるんだから怖がらせるようなこと言うなよ。」

「ええっ、あぁ、いや、すみません…。」

五条さんが話すたび、伊地知さんは肩をすくめ怯えたような様子になる。

伊地知さんの上司にあたる人なのかな、と勝手に私は考えた。


「Aちゃん、怖がらなくて良いからね。
特に君は大丈夫だから。」


特に…?


後半の言葉の意味はよく分からなかったが、私はなんとか頷き、五条さんに半ば引っ張られるような形でみんなと工場へ入って行った。

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設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟   
作品ジャンル:アニメ
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ゆうき(プロフ) - 時さん» すごく嬉しいです。ありがとうございます。時さんも更新頑張ってください。いつでもコメント欄いらっしゃってくださいね。 (2021年8月6日 11時) (レス) id: 67d009fa41 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - コメント失礼します!最初で一気に惹かれました!続きを楽しみにしています!無理せず更新頑張ってくださいね! (2021年8月6日 11時) (レス) id: 65803b71a1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - ラリマさん» コメントありがとうございます。凄く嬉しいです。優しいお言葉感謝します。ラリマさんも体調にはくれぐれもお気をつけくださいね。作品の方にもお邪魔させていただきます(p_-) (2021年8月6日 0時) (レス) id: 67d009fa41 (このIDを非表示/違反報告)
ラリマ(プロフ) - コメント失礼します! 続きがすごく楽しみです!これからも体調に気をつけて更新頑張ってください!!! (2021年8月6日 0時) (レス) id: 3c461fe813 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆうき | 作成日時:2021年8月3日 22時

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