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「呪霊だね。残穢が残ってる」
「残穢?」
「呪いの痕跡だよ。これを追っていけばまず呪霊には会える」
「アダム・ブレイクは無事なんだろうな」
「さぁね」
「おい!」
「こればっかりはホントにわかんないんだってば!!」
皆すぐ胸倉掴むじゃん、と思いながらエゴさんの手を払う。制服の首元だけ伸びたら買い替えるのも微妙だな〜でも首だけダルンダルンなのもダサいしな〜って絶妙にどうしようか迷うんだからやめてほしい。
改めて、ここは先日ワタシがクイックルワ〇パーを掛けて掃除をした一室だ。そしてその際に出会った五人というのは実は「世界選抜」ということで呼ばれた世界のフットボーラーだったようで、彼らも未知の土地での未知の体験に真夜中だというにも関わらず我々の話を分からないはずなのに聞いている。
だけど英語はアンリちゃんが話せるらしく何やら搔い摘みながらも説明してくれている。ちなみになんて説明しているのかワタシにはぜんっぜんわからない。英語なんて高専でほとんどやんない……いややるよ? 高校で習う分はやったよ? でもまあ日本で呪術師すんなら使わないし、万一海外の呪詛師とか出てきても正直本場の呪術師のレベルに比べりゃ……といった感じだし。まあ本場の呪術師もワタシからすりゃ雑魚だけどな!わはは!
そんなことはともかく。行方を晦ませたアダム・ブレイクの救出が最優先だ。
「とりあえずこの棟にはいないね」
「ブルーロック内ではあるだろうな。やたら外には出たがってたが禁止していたしそも入り口は封鎖してある」
「そんなもんは呪霊の術式によっちゃ簡単に抜けれる」
「! じゃあ最悪外ってことかよ。周辺は木しかないってのに……」
「まあまあ。今から本気出して捜してあげるから落ち着きなさいや」
ブルーロックプロジェクトの総責任者ということで、この件でアダムの行方が分からないまま又は死んでいたりそうでなくてもサッカーが満足にできない身体になったなんてことになれば当然このプロジェクトは存続できないだろう。JFUの上の爺共はプロジェクトに反対みたいだし、この今の状況ですら理由にして強制的にプロジェクト中断なんてこともされかねない。バレないよう、かつ迅速に安全に。あーあ難しい要望だなぁ。
でもできちゃうんだなぁこれが。
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ことこと(プロフ) - ぐらす。さん» コメントありがとうございます！ちょっと(というかだいぶ)ネジの吹っ飛んだ夢ちゃんのドタバタが見たくて自給自足……そう言っていただけるととても嬉しいです……!!ありがとうございます！ (6月1日 21時) (
レス) id: fe3705f0cd (このIDを非表示/違反報告)
ぐらす。(プロフ) - 夢主さんのキャラが好み過ぎて面白いです・・・！ (6月1日 1時) (レス) @page5 id: 6255010be3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことこと | 作成日時：2023年5月31日 23時
