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「天才呪術師Aちゃん参上!」
「そういうの大丈夫です」
「あらまあまあ当たり強くなったわねえアンリちゃんってば」
とは言いつつも隣に立つというか、へばりついているアンリちゃんは膝をガッタガタ鳴らして今にも気を失いそうな勢いである。何が起きたか。時刻は15分ほど前に遡る……─
一次選考が終了し二次選考へと移行することになったのと同時にワタシ、呪術師の存在も周知させておくことに決めたらしいエゴさんに挨拶の言葉をえっさほいさと添削頂く中、モニタールー厶に駆け込んできたのはアンリちゃん……ではなく、士道。何で士道?
「助けてAちゃんｯ!!!」
「何事」
「アンリちゃんが触手みたいなんに捕まってエ、う゛う゛ん大変なことになりそう!」
「なっ、アンリちゃんが触手に捕まってエ〇同人してるだってー!!?」
「言ってない言ってない。あとふざけてる場合か、早く行け!」
「あいあいさー」
まあ噛み砕いて言えば、触手生やす系呪霊がアンリちゃんを引っ捕まえて食うか呪うかしようとしているわけらしい。なんでパンピーの(以前は自身に憑いている呪霊も見えていなかった)士道にも呪霊が視認できているのかは分からないが、何やら異常事態であることに間違いは無い。士道に先導してもらいながら辿り着いた食堂近くの廊下。
士道の言う通り触手に手足を捕まれ、今にも取り込まれようとしているアンリちゃんのエ、ううん悲痛さと言ったらなんと胸が痛くなることか!!
「アンリちゃんに酷いことする気でしょ! エ〇同人みたいに! エ〇同人みたいに!!」
「うわぁん! だすげでぐださい〜!!」
「わかったよアンリちゃん! アンリちゃんのたわわはワタシが守る!!」
カツンとショートブーツのヒールを鳴らして一歩前へ出ると触手がこちらに標的を変え、ワタシの腕を掴みあげた。士道のうわぁAちゃんまでエ〇同人になっちゃう!なんて言葉が聞こえたが、そんなもの一体どこに需要があんだよ。お断りである。ふん、とワタシの腕を引き上げる触手ごと腕を振り下ろすとブチッという音と共に触手がちぎれる。それに触手がびくりと驚いたように見えたのでその隙にアンリちゃんを捉えていた触手らを引きちぎって救出。そして冒頭へ戻るわけだ。
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ことこと(プロフ) - ぐらす。さん» コメントありがとうございます！ちょっと(というかだいぶ)ネジの吹っ飛んだ夢ちゃんのドタバタが見たくて自給自足……そう言っていただけるととても嬉しいです……!!ありがとうございます！ (6月1日 21時) (
レス) id: fe3705f0cd (このIDを非表示/違反報告)
ぐらす。(プロフ) - 夢主さんのキャラが好み過ぎて面白いです・・・！ (6月1日 1時) (レス) @page5 id: 6255010be3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことこと | 作成日時：2023年5月31日 23時
