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ブルーロックに帰ってくるなりエゴさんから言いつけられたのは、選手らとの交流は選手らの邪魔にならない程度に留めること、であった。流石のワタシもそんな邪魔しないよと対抗すればビッと箸の先端を向けられる。


「たった1日2日だが、そのたった1日2日でお前の人間性はよぉく分かった。まずその馴れ馴れしさ、人によっては不快に思う奴もいる。選手らに余計なストレスを与える可能性のあるお前の言動全てを慎めって言ってんだよ」

「クソ失礼じゃね? んなこと言ったらエゴさんだって現在進行形でストレスばら撒き中じゃん」

FUCK OFF(黙れ)。俺のは指導でお前のは雑談だろうが」

「ぐうの音も出ない! 慎みます!!」

「よろしい」


なぁんか手懐けられてる気がしなくもないがまあいい。お喋りは好きだし人見知りのひの字も知らんがわざわざ選手らの部屋に突撃するほどのことでもないので、彼の危惧は無意味だろうが一応聞いておいてやろう。ワタシったら話の通じる呪術師だこと〜。他の奴ならこうはいってないからな、感謝したまえよ。

とかなんとか言っている間にも時刻は夜と言っても差し支えない時間になっていた。

さあて、ここからである。


「今のところ大した気配はないけど、まあ先日の謎領域の件もあるし巡回してくるね」

「うん、いってら〜」

「あ。ところで夜ご飯ってどうしたらいい? 自炊系? 配給式??」

「好きにしたら。自炊が無理ならどっか選手棟の食堂でひっそり食えよ。あとこれカードキー、部屋とか食堂とかの液晶パネルにかざして使えるやつ」

「おーハイテク〜。んじゃ今日は食堂飯にしよ。いってきまーす!」

「仕事してからだぞ、わかってんだろうな」


口うるさい姑かっつーの。

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ことこと(プロフ) - ぐらす。さん» コメントありがとうございます!ちょっと(というかだいぶ)ネジの吹っ飛んだ夢ちゃんのドタバタが見たくて自給自足……そう言っていただけるととても嬉しいです……!!ありがとうございます! (6月1日 21時) (レス) id: fe3705f0cd (このIDを非表示/違反報告)
ぐらす。(プロフ) - 夢主さんのキャラが好み過ぎて面白いです・・・! (6月1日 1時) (レス) @page5 id: 6255010be3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ことこと | 作成日時:2023年5月31日 23時

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