38話 ページ38
「その頭部のオーラ…なるほど、特殊弾が命中していたのですね。しかし、ランチアと戦っていた時はもっと荒々しかったようですが…」
「小言弾はツナの静なる闘志を引き出すんだ。死ぬ気弾とはまるでちがう、全く新しい力を秘めた弾だからな」
「フッ。僕には戦意喪失し意識消沈しているようにしかみえませんがね。どのみち僕のスキルの前では君は敵ではない」
城島に憑依した骸はツナに襲いかかるも、片手で用意に止められてしまったどころか、さらには反撃され、みっともなく地面に這い蹲う。
幻覚をも見破り、本体への攻撃。
「ばかな…。奴は地獄道の幻覚を見破れなかったはず………」
「これこそ小言弾の効果だぞ。ツナの内に眠る《ブラッド・オブ・ボンゴレ》が目覚めたんだ。
死ぬ気弾が危機によるプレッシャーで外部からリミッターを外すのに対し、小言は秘めたる意志に気づかせることにより内面から全身のリミッターを外す弾だ。
そして、同時に内面にある感覚のリミッターも解除するんだぞ。
ツナの場合、それはここに来て時折見せるようになったボンゴレの血統特有の見透かす力
超直感だ」
「まだグローブの使い方がなっちゃいねーがな」
「おっと、忘れてしまったわけじゃありませんよねぇ。これはお仲間の体ですよ。手をあげられるんですか?」
ツナの仲間への甘さを思い出し、それを逆手に獄寺やビアンキでツナへの攻撃を始めた。
「クフフ、やはり手も足もでませんか。いいサンドバックですね」
「ちげーぞ。これほどの攻撃力だ。ガードしても避けてもビアンキたちの体に負担がかかっちまう。ツナは今、自分の体で攻撃をいなして二人の体をまもってるんだ。」
「!」
攻撃を突然流され、首の後ろに強い衝撃が走る。
「ク…体が…」
「打撃で神経をマヒさせる戦い方を直感したな」
「直感しただと?ふざけたことを!」
獄寺だけでなく、ビアンキまでもがツナによって、動きを封じられた。
「待たせて、ごめん……」
倒れ込む二人を受け止め、床にそっと寝かせる。
「リボーン、処置を頼む」
「急にいばんな」
「出てこい骸。生きてるんだろ?」
「クフフ。戦闘センスが格段に向上している事は認めましょう。だがこの程度で図に乗ってもらっては困りますね」
「僕が持つ6つある戦闘スキルのうち、まだ一つだけ発動していないことにお気づきですか?」
「第5の道、人間道だな」
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レイン(プロフ) - お久しぶりですね!更新再開したんですね!次も楽しみにしてます! (2016年11月12日 10時) (レス) id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
.nema - 更新再開楽しみにしてます!!!頑張ってください! (2016年10月6日 20時) (レス) id: e0296d3664 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - おぉ?!絵が入っていて分かりやすいし、上手で綺麗ですね!夏目の目が六になってるのも見てみたいですね!これからの夏目とリボーンのいろんなキャラとの絡み楽しみです!更新毎日楽しみ待ってます! (2016年7月15日 23時) (レス) id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
氷ノ江(プロフ) - マコトさん» はい、骸の意図したことではないので、そういう事になりますね。また何かわからないことがありましたらご連絡ください!答えられる限り答えますので!あ、イラスト褒めてもらえて嬉しいです、ありがとうございます。 (2016年7月15日 22時) (レス) id: 19db80fd17 (このIDを非表示/違反報告)
マコト - おお!なるほど!ありがとうございます!理解できました!骸が乗っ取ったために夏目が骸の幼少期の頃の記憶が見えてしまったということですね!ってことは記憶の件は骸の意図したことではないという事ですかね?((イラスト、漫画風でとてもカッコよかったです!! (2016年7月15日 19時) (レス) id: f1a7d746af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:氷ノ江 | 作成日時:2015年12月20日 1時