34.お嬢さん ページ34
トン「おはようA。」
ゾム「ちーっす！！」
『二人とも、おはようございます！』
トン「今日もはよ来たんやな。
早起きして偉いなぁ。」
「ﾌﾟｷﾞｰ!」
『…(お母さんみたい…)』
ゾム「Aー！遊ぼうぜ！！
新しい爆弾ゲーム！！その名も」
シャ「…」
トン「…シャオロン…？どうかしたんか？」
ゾム「耳まで真っ赤。タコみたいやな」
と、ゾムさんが「ヒャヒャヒャ」とケラケラ笑う。
さっきのお誘いの時も少し赤かったですね…まさか
『シャオロンさん！熱でもあるんですか…！？
大丈夫ですか！？』
と、私がおでこに手を当てると
もっと真っ赤になる。
『エェ！？大丈夫ですか！？』
トン「…(もしかして…)」
ゾム「(あれ…なんかモヤモヤする…。)」
シャ「だ、だいじょぶ…やで…」
『本当ですか？』
シャ「ほ、ほんとにだいじょうぶ…」
トン「おい、シャオ」
「すみませぇーーん♡」
声が聞こえた方に全員が注目する。
ウツ「…た、ただいま〜…」
と、窓から帰ってきたウツさん←
『ぁ、おかえりなさい…』
「すみませぇーーーん♡」
シャ「…ん？ほら、大先生。女やぞ？行かへんの？」
ゾム「…大先生…？」
ウツ「…Aちゃん。」
と、急に名前を呼ばれたのでﾋﾞｸｯと肩が震える。
ウツ「あの子やろ…？」
トン「…！まさか…」
『…はい。』
ウツ「はぇ〜、通りでよろしおすポイントー500点やな。」
『…よろしおす？』
シャ「あー、気にせんでえぇよ。」
ゾム「…あいつかぁ…」
ウツ「…ここは任せとき。」
と、悪女さんの方へ歩いて行く。
ウツ「おはよう。そこの“女の子”」
「(やだぁ♡ちょっとイケメンじゃないこの人)
あのぉ♡Aちゃんっていますかぁ？♡♡」
やっぱり私だ。どうしよう…怖い…
ウツ「Aちゃん？さぁ、知らへんなぁ。
まだ来てへんと思うけど。」
「えぇっ？♡でもぉ…」
ウツ「用があるなら僕に言ってごらん？
Aちゃんに伝えるけん」
「そ、それは…い、言えないのぉ♡」
ウツ「そうなんか？まさかとは思うけど…
いじめ、とか…してへんよなぁ？」
「っ、あ、用事思い出したぁ♡
さ、さようならぁ♡♡♡」
『…ウツさん…ぁ、ありがとうございます…！』
ウツ「…、
こんな可愛いお嬢さんを助けるなんて、
当たり前やろ？」
その言葉で顔に熱がこもるのがわかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 250人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「魔入りました!入間くん」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
頭おかしい夢女子 - 前の章でも思ったのですが、次の章のあらすじ？みたいなのが天才的過ぎてびっくりします。少し語彙力を分けてください（泣） (2023年4月11日 23時) (
レス) @page50 id: acd727f7b1 (このIDを非表示/違反報告)
暁 - んがみざまぁ (2023年3月31日 10時) (レス) @page22 id: 1fc9dc00b9 (このIDを非表示/違反報告)
バナナ - 最近見始めました！本当にこういう系大好きすぎて愛してます！()亀になっても気長に待ってます！応援しています! (2022年8月17日 23時) (レス) @page50 id: 6e043d821e (このIDを非表示/違反報告)
黒灰白 - これ、面白いです！凄く感動しました‼︎これからも、程々に頑張って下さい 応援します‼︎ (2022年3月5日 8時) (レス) @page30 id: 6878d1877a (このIDを非表示/違反報告)
ディちゃん(プロフ) - 教師組...もちろん味方ですよねぇ！？！？ (2022年2月23日 19時) (レス) @page26 id: b8fee400c2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：零々 | 作成日時：2021年10月24日 20時
