story21 ページ23
＜顕嵐side>
顕嵐「こんな可愛い妹がいたら好きにもなっちゃうでしょー？」
俺の発言に驚いたような瞳を向けるA
あー……めっちゃ可愛いな
A「びっくりするからいきなりそういうこと言わないでよー！誤解を招くよー」
誤解じゃないんだけどな
多分俺が何を言ったって、Aは冗談だと思うんだろう
俺だって、勇太たちと同じように本気でAのこと好きなのに
俺、１番不利じゃない？
ジェシー「びっくりしたー！マジで兄妹仲良すぎだろー！！」
北斗「……な！本当に不意打ちだったから」
顕嵐「あはは、ごめんって」
北斗は俺の言葉が本気だって気づいてる
……なのに、１番伝わって欲しい人には伝わらねーのな
顕嵐「美味しかったね」
A「ねー！また行こーね」
店を出て、北斗達とも別れた帰り道
２人でゆっくりと歩いていると何となく肌寒く感じた
暖かいとはいえまだ４月だから、夜には結構冷えるんだなぁ……
顕嵐「何か、温かい飲み物でも買って帰ろっか」
A「そうだね、結構冷えるし」
近くの自販機で温かい缶コーヒーとココアを買って２人でまた歩き出す
顕嵐「A、ココア好きだよなぁ」
A「美味しいじゃん。チョコも好きだもん」
顕嵐「一口ちょうだい」
A「はい」
何の躊躇いもなく俺に缶を手渡すA
……俺、本当に男として意識されてないんだな
顕嵐「……美味い」
A「でしょー？顕嵐もコーヒー好きだよね」
顕嵐「美味いじゃん。飲む？」
A「ちょっとだけ」
俺の缶を取ると少し口をつけて、苦ーい、なんて顔をしかめた
……そんなに苦くないやつなのにな
顕嵐「Aは子供だからね」
A「顕嵐が大人っぽいだけだよ
コーヒー好きな高校生って……何かかっこいい」
顕嵐「そう？結構いると思うけど」
私はココアで充分だ、なんて言いながらAはご機嫌そうに歩いていく
王子様、なんて言われているけれど、こうして笑顔で歩く姿なんかは普通に可愛い女子高生だ
A「ねえ、顕嵐」
顕嵐「んー？」
無邪気に俺の名前を呼ぶ君も
A「今日は、何だかすっごく楽しかったんだ」
笑顔で学校のことを話す君も
A「ファンクラブのことだけちょっと不安だけどね」
ちょっと困ったような顔をした君も
全部全部大好きで、愛おしいんだ
まさか妹にこんな恋をするとは思わなかったけど
後悔だけはしたくないから
だから、明日から頑張るね、北斗、安井くん
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ジャニーズlove(プロフ) - あ、12.5話読む前にコメントしちゃいました…！！顕嵐落ち希望です！！ (2017年11月24日 3時) (
レス) id: 71c2eb87b4 (このIDを非表示/違反報告)
ジャニーズlove(プロフ) - できればでいいですが顕嵐落ちがいいです…!!!! (2017年11月24日 3時) (レス) id: 71c2eb87b4 (このIDを非表示/違反報告)
かれん - 小説とっても面白かったです！これからも頑張ってください！応援しています。更新頑張ってください (2016年9月20日 16時) (レス) id: 24cd997fee (このIDを非表示/違反報告)
renaupearl(プロフ) - 私も安井くんとくっついて欲しいです！安井くん大好きなので！ (2016年8月15日 22時) (レス) id: 1cd1fddd86 (このIDを非表示/違反報告)
renaupearl(プロフ) - 初めまして！ (2016年8月15日 22時) (レス) id: 1cd1fddd86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綺羅 | 作成日時：2016年7月1日 22時
