story13 ページ15
＜勇太side>
委員会が長引いたせいで部活に遅れた
あー、もうみんないるんだろうな…
なんて思いながら部室に入ると
A「ねえ聞いてよ勇太ー」
突然名前を呼ばれる
どうやら玄樹と岸くんが２人で話しているのが気に入らないようで
……あいつらが２人で話すなんて大方Aが可愛いとかいうことなんだろうけど
Aは俺の言葉に聞く耳を持たないだろうから、適当に２人を諌めておく
楽器を出してチューニングをしていると…
A「………」
少し離れたところにいたAから不満そうな視線を向けられる
楽譜を見ているから今回のパート割りが不満なんだろう
勇太「何、この曲のギターかっこいいから悔しいの？w」
案の定Aは頷いた
勇太「おいで？」
なんて座っていたソファの端を示すとAはちょこんと座った
……ホント、警戒心無さすぎ
やっぱ俺なんて、ただの幼なじみなんだろうな
じゃないとこんなに無防備に隣に座ったりしないだろうし
…まあ、俺もAのこと守るって顕嵐と約束してるから手出したりなんて絶対無理なんだけど
Aは不思議そうな目で俺のことを見ていた
俺は少し笑って
勇太「アドリブ思いついたから、聴いてて？」
なんて言ってチューニングが終わったギターを弾いた
楽器弾いてる時はAの顔は見れなかったけど、楽しんでくれてるっていう雰囲気だけは伝わってきた
勇太「どう？」
って訊いたら、意外にも素直に
A「かっこいいじゃん」
なんて返すから、かなり照れた
だろ？なんて口では余裕ぶって返すけどまっすぐAのことなんて見れなくて、目線を逸らした
今俺、絶対顔赤い……
玄樹「もう、いちゃいちゃしないで！」
なんて玄樹が俺らの間に割り込む
勇太「なに、玄樹嫉妬しちゃった？」
玄樹「してないし！」
茶化すように言うと案の定認めようとしない玄樹
だから俺は、玄樹にそっと耳打ちした
勇太「あっそ。じゃあ、Aのこと貰っちゃうよ？」
俺のことを睨みつける玄樹
俺も玄樹も岸くんも、みんながAのことが好きなことをみんなが知っている
好きな人がかぶれば、いくら鈍感だって気づくもんだからね
俺と玄樹がヒソヒソ話をしているのがまた気に入らないらしいAに可愛いって言ったらまた流された
…俺は結構本気なんだけどね
勇太「Aは気にしないで、俺のことだけ考えてればいいんだよ」
Aにだけ聞こえる声で言ったこの言葉で俺の気持ちに気づいてくれたら……なんて、ね
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ジャニーズlove(プロフ) - あ、12.5話読む前にコメントしちゃいました…！！顕嵐落ち希望です！！ (2017年11月24日 3時) (
レス) id: 71c2eb87b4 (このIDを非表示/違反報告)
ジャニーズlove(プロフ) - できればでいいですが顕嵐落ちがいいです…!!!! (2017年11月24日 3時) (レス) id: 71c2eb87b4 (このIDを非表示/違反報告)
かれん - 小説とっても面白かったです！これからも頑張ってください！応援しています。更新頑張ってください (2016年9月20日 16時) (レス) id: 24cd997fee (このIDを非表示/違反報告)
renaupearl(プロフ) - 私も安井くんとくっついて欲しいです！安井くん大好きなので！ (2016年8月15日 22時) (レス) id: 1cd1fddd86 (このIDを非表示/違反報告)
renaupearl(プロフ) - 初めまして！ (2016年8月15日 22時) (レス) id: 1cd1fddd86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綺羅 | 作成日時：2016年7月1日 22時
