story16 ページ18
＜謙太郎side>
あーあ、ライバル多すぎだろこれ……
下手したら王子様全員Aのこと好きなんじゃないの？
神宮寺と顕嵐なんて、中学校……いや、ひょっとしたらそれよりもっと前からだし
ま、それ言ったら俺もなんだけどさ
Aはさっき知り合った岩橋君と岸君と宮近君と一緒に俺の何mか前をワイワイ歩いている
俺の近くには神宮寺と顕嵐
……ちょうどいいのかもな
謙太郎「ちょっとさ、昔話でもしない？」
顕嵐「……え？」
勇太「いいっすけど……？」
謙太郎「と、言っても中学の頃の話だけどな」
なんて軽く笑うと、２人とも不思議そうな顔を浮かべる
何か……そっくりだな
謙太郎「中学でも俺は生徒会長やっててさ、神宮寺とAも生徒会役員で一緒に仕事して。」
勇太「いやー、生徒会大変でしたけど、あの１年はめっちゃ楽しかったですもん」
謙太郎「本当だよなー、みんなで馬鹿なことを本気で話し合ったりとかさー
顕嵐とは部活で一緒だったよな」
顕嵐「そうですね、Aがマネージャーやってて」
謙太郎「そうそう、３人でアイス食いながら帰ったりなー」
２人とも、いい笑顔で話すんだよな
そりゃ高校だって中学の頃より楽しいくらいだけどさ、昔のなんてことない話って、話してるだけで楽しくなれるんだよ
そういうのって、何か幸せじゃん？
謙太郎「で、俺が今何が言いたいかっていうとさ
俺、その時からずっと、Aのこと好きなんだ
もちろん、今も」
俺の突然の言葉に神宮寺と顕嵐の表情が凍りつく
勇太「えっ、な、何で急に……」
謙太郎「何かこういうのは、言っとかないとフェアじゃないかなーって思って」
顕嵐「……えっと
つまりそれは、俺達への宣言ってこと？」
謙太郎「んー、というより、宣戦布告？
Aは、俺が貰うよ？」
またも凍りつく２人
まあ、だろうな…俺だっていきなりこんなこと言われたら何にも言えなくなるわ
A「顕嵐、勇太、謙太郎君！早くおいでよー！」
いつの間にか俺達のずいぶん前を行っていたAが、振り返って俺らを呼んだ
謙太郎「はいはい、今行くよー！
…じゃ、俺はこの１年本気で行くから
神宮寺も顕嵐も、そろそろ本気になってもいいんじゃねーの？」
つい一言、お節介を焼いたかな
お互いをセーブし合ってるうちに、知らない誰かに取られてました、なんて経験をあいつらにさせたくないんだ
本気になった方が絶対にいいから。例え、どんな結果になったとしても
…ま、Aのこと渡す気はないんだけどね
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ジャニーズlove(プロフ) - あ、12.5話読む前にコメントしちゃいました…！！顕嵐落ち希望です！！ (2017年11月24日 3時) (
レス) id: 71c2eb87b4 (このIDを非表示/違反報告)
ジャニーズlove(プロフ) - できればでいいですが顕嵐落ちがいいです…!!!! (2017年11月24日 3時) (レス) id: 71c2eb87b4 (このIDを非表示/違反報告)
かれん - 小説とっても面白かったです！これからも頑張ってください！応援しています。更新頑張ってください (2016年9月20日 16時) (レス) id: 24cd997fee (このIDを非表示/違反報告)
renaupearl(プロフ) - 私も安井くんとくっついて欲しいです！安井くん大好きなので！ (2016年8月15日 22時) (レス) id: 1cd1fddd86 (このIDを非表示/違反報告)
renaupearl(プロフ) - 初めまして！ (2016年8月15日 22時) (レス) id: 1cd1fddd86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綺羅 | 作成日時：2016年7月1日 22時
