お兄ちゃんレンタル店。 #2

episode45 ページ18

勇太さいど。

顕嵐がAをおんぶをして、
あるところへ向かった。

歩き始めて10分ほど経った。


貴方「……まだ？」

たまたま顕嵐の隣を歩いていた俺を見て
小さく呟いた。

顕嵐「喋った！」

龍也「喋るよ！ばか！」

安井「神宮寺いいなー」

勇太「うるさい、

あと、もうすこしで着くと思うよ、」

貴方「……じんぐ、」

4人「っ！？」

貴方「……じんぐ？」

安井「でぇぇぇぇ！？！？
神宮寺、お前ずるい！！！」

顕嵐「いーな！いーな！いーな！いーな！
いーな！いーな！」

龍也「顕嵐、うっさい、」

貴方「……らん、」

顕嵐「わーーーーー！！！」

龍也「しーーーーっ！！！」

安井「2人ともうっさいわ！」

勇太「wwwwww」

貴方「……？」


顕嵐「ほらー！Aちゃん
困ってんじゃん！！」

龍也「お前のせいだろが！笑笑」

安井「うーるーさーい！」

勇太「あのー……」

3人「何！」

勇太「……着きました、」

顕嵐「あ、」

龍也「ほんとだ、」

安井「そんなに時間経った？？笑」

貴方「……うん、」

勇太「おぉ、笑笑」



貴方「……着いた、？」

顕嵐「着いたよー♪」

と顕嵐がAちゃんの方を振り返り、
にこっ、と笑う。

貴方「綺麗、」

顕嵐「でしょ？」

安井「Aにもわかるんだな、(^ ^)」

と安井くんがAちゃんの頭を
ぽんぽんと撫でる。



そして、30分くらい歩き回って

帰ろうとした時には

Aちゃんは寝てしまっていた。


_____________________

勇太「それで、帰り道の途中で
お兄ちゃんに会って
ちゃんと連れて帰ってもらった、
て感じ……」



話し終わると
Aはなんとも言えない顔をしていた。


貴方「…だ、」

勇太「……？」

貴方「お父さんと ……お母さんは、
もともといないんでしょ……、？

そんな、嘘だっ……」

勇太「…いや、本当のことだよ、」

貴方「違うっ……辞めてっ！
知らないっ……！うぁぁぁっ！！！」

勇太「Aちゃん！

落ち着いてっ、」

パニックに陥ってしまったAちゃん。

スタッフの皆がAちゃんの
泣き叫ぶ声を聞きつけ

部屋に入ってきた。

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