お兄ちゃんレンタル店。 #2

episode42 ページ15

貴方さいど。

貴方「わかんない……」

7年前、

記憶がぼんやりとしていて
よく覚えていなかった、


勇太「安井くん、
話しても大丈夫かな」

安井「あぁ、」

2人で話した後、
神宮寺さんは安井さんに
耳打ちをして、

安井さんは部屋を後にした。


勇太「……7年前な、
ここはお兄ちゃんレンタル店じゃなくて、
施設だったんだ。」

貴方「施設？」

勇太「そう、安井くんのお父さんが
経営する児童施設だった。」

貴方「……！」

勇太「その施設には、
俺と、安井くんと、顕嵐と元受付の七五三掛くんが入っていたんだ。


……だけど、その児童施設
安井くんのお父さんが1人で経営していたから莫大な借金があって、何度も暴力団とかに
押しかけられて、

ついには安井くんのお父さんは


自 殺をしてしまった。」


貴方「……自 殺、」


勇太「まだ皆、11歳とか16歳とか
そのあたりだった、な

みんな、パニックになってたんだけど、
とある協会の人たちがね、
ここの施設の危険を嗅ぎつけてくれて
助けてくれたんだ。

施設のお金とか生活費とか負担してくれて、
安井くんを中心に4人で生活をしていたんだ


でも、ある日、



Aちゃんと会ったんだ。」

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