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夏の日差しが差し込む。
涼しいような、暑いような
風はまだ、熱を帯びていなかった。
カーテンから差し込む、光芒に目を細める
この後、Aがこの部屋に来る
そう思うだけで 心なしか胸が弾んでいるような気がして
俺は少年か、そう自分自身に小さく突っ込んだ
魚が入った水槽に、目をやり
パクパクと泡を食べるように口を動かす
そんな生き物を見て
可愛いな、なんて思った俺は
やっぱり生物教師だなと小さく笑った。
「先生、」
控えめな彼女の声が聞こえた
それには敢えて振り返らず
何も知らない振りをして、窓の外を眺め続けた。
何だか餓鬼っぽいな、そう思ったのだけど
何かもう気取るのも疲れてしまって
どうでもいい、それが今の一番の感想だった
それにしても、今日はいい天気だ
今日はチャニョルを呼ぼうか
あいつ、意外に酒弱いからな。
潰れるまで付き合って貰おう
「先生、」
「座れば」
この前の事もある、
俺達は近づきすぎたらいけない
そう思って、少し俺から離れた席に
座れと促すと
彼女はやはり、素直に座った
「これ、テスト。俺の採点ミスで91点な」
ぺラッと紙が捲れる音と一緒に、机にテストを置くと
「よく頑張ったな」
教師として当たり障りのない、
そして尚且つ俺の本心を彼女に伝えた。
本当は頭を撫でて
もっと愛想よくしてやりたいけれど
もう、それは、俺の願望にしかならない
「先生、私やっぱり先生が好きです」
彼女の言葉を聞いた瞬間
また、水が弾けた
そしてそれは留まる事を知らず
次々と破裂する。
それと同時に、急激に近くなる彼女との距離
もう無理か
そう察した俺は、神に向かって中指を立て
やっぱ、好きだわ
そう心の中で呟いた
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IRa(プロフ) - さくみんさん» レスありがとう！読んでくれてありがとうね。そろそろるうちゃんのお話を書こうかなーなんて考えてます。笑ショウタイムもう一回して欲しいな…なんて考えてます。笑 (2014年3月27日 0時) (
レス) id: 254cfcd45f (このIDを非表示/違反報告)
さくみん - 読みました！！カイ君、生物か数学っぽい！白衣やばいわwるぅの憂鬱、感情移入しちゃったよ・・・。もう、切なすぎる！今回もiraおんに独特の世界観でした！そして、カイヨル！estでもやばかったもんね！ちゃに、やばい・・・。 (2014年3月13日 22時) (レス) id: f0528f3edf (このIDを非表示/違反報告)
IRa(プロフ) - 美優さん» ありがとう！いつも励みになってる~~ また書けるように頑張るね~~ (2014年1月25日 13時) (レス) id: 422890ccf1 (このIDを非表示/違反報告)
美優(プロフ) - この作品も本当に楽しかったよ！！ほんとに、素敵な時間をありがとう！これからも小説、楽しみにしてます！ (2014年1月23日 13時) (レス) id: 5c50b9abe2 (このIDを非表示/違反報告)
IRa(プロフ) - さらさん» そんな勿体ないお言葉TT ありがとうございます~~ 読み進めていただきありがとうございました！これからもどうぞ、宜しくお願いしますね~~ (2014年1月23日 10時) (レス) id: 422890ccf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：IRa | 作成日時：2014年1月15日 18時
