七 ページ7
「美味しい....」
正門さんが作ってくれた料理は、どれも美味しくて。
気づけば、お腹いっぱいだった。
食後のコーヒーもどうぞ。なんて、この正門さんはどこまで優男なんだ。
「あ、じゃあ自己紹介しまーす！僕が、大きく晴れるで大晴です！」
なんて、幸せそうな顔で笑う彼は、私と同い年らしい。
「小島健。」
そ、それだけ？？？クールなのかな、彼は。彼も同い年らしい。
「初めまして。健三の孫のAです。4月から北大阪大学の経済学部に行きます。」
「「えっっ！」」
「俺も経済学部やで！」
「俺は、同じ大学の教育学部。」
「えっ！本当ですか！？」
まさか、２人も同い年で、同じ大学の人がいるとは思わなかった。
「なあ、同い年なんやし敬語やめへん？俺、こじけんって呼んでくれたらいいから。」
「俺も、大晴で！」
フレンドリーな２人にそう言われ、体の緊張がだんだんと解けていく。
「晶哉は、もう自己紹介したんやろ？」
「はい。」
さっきから気になっていたこと
「あのー、正門さん。誠也さんは？」
強烈なインパクトを私に与えた、あの鬼さんの姿が見えない。
そう聞くと正門さんは、少し表情を歪めた
聞いちゃいけないことだったかな。
「あーーー、夜やから。仕事中やねん。」
「鬼さんの？」
「まあ、そんなところ。ていうか、Aちゃん。俺にも別に敬語じゃなくていいよ。」
「いや、でも年上だし....。」
「そういうの、気にせんでいいから。てか、そもそも俺たちにあんまり年齢って概念無いしなぁ。良かったらまっさんとでも呼んでや。」
そう言われて、はたと気づく。
そっか。人間じゃなかった。
「あの、その、ま、まっさんも大晴も、こじけんも、人間じゃないの....？」
「「「うん。」」」
なるほど...。
あからさまに人間らしくない風貌をしていた誠也さんとは違い
目の前の３人はそれこそ東京にいても気づかないくらい、溶け込んでいる。
「Aちゃん、本題に入ろうか。」
真面目な顔で、まっさんに見つめられ、背筋が伸びた。
「まずは、三葉町の歴史からやな。」
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ゆい(プロフ) - めっちゃおもしろいです！続きが気になります！最後まで読んでみたいです！ (2020年10月15日 20時) (
レス) id: aa225a9070 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 楽しく見させて頂いてます！無理ない程度に更新頑張って下さい！応援してます！ (2020年7月20日 4時) (レス) id: 1ca1725196 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - この作品の雰囲気大好きです。更新楽しみにしてます！ (2020年6月13日 2時) (レス) id: f8b6f2c6d6 (このIDを非表示/違反報告)
イロ(プロフ) - 更新ありがとうございます！こちらのお話大好きです、主様のペースでこれからも更新楽しみにお待ちしております^_^ (2020年4月21日 1時) (レス) id: 05f88c51dd (このIDを非表示/違反報告)
いちごぷりん - このお話すごく面白いです！！続きが気になります(*≧∀≦*)更新待ってます！！ (2020年4月14日 7時) (レス) id: 39651266d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雫 | 作成日時：2020年2月4日 23時
