【加州清光+女審神者】過去も今も、抱えて※pixiv、占いツクールにも同じ作品をupしました ページ5
お手数ですが、こちらもご一読お 願いします。
・作者の自己解釈、捏造を含みます。
(・学パロ
・転生
・女審神者さんの登場、キャラクターとの会話あり)
・女審神者が年を重ねて亡くなる、という描写あり
・見る方によっては審神者さんとキャラクターの距離が近いと感じるかもしれません。
お読み頂きありがとうございました。
大丈夫でし たら、このままお進み下さい。お楽し み頂けたな ら幸いです(о´∀`о)
放課後の校舎。
夕暮れの橙がぼんやりと重なるこの時間は、綺麗でどこか寂しげだ。思えばあの日の空もこんな色をしていたと、加州が思いを馳せるのは所謂前世のことである。
加州。
その名の全てを呼ぶのなら、加州清光。
かつて刀を振るい戦場を駆け、歴史を守るため奔走した付喪神は今、20にも満たない学生として新たな刀生……否、人生を送っていた。
そんな彼が駆け足で向かう先は、ある教室。ではなくて、戸を引いてすぐに見つかる小柄な身体。かつての主の元である。
「あーるじっ」
小柄な身体は教室の中央でこっくりこっくり、と船を漕ぐ。皆のように伏せられることのない穏やかな寝顔は、窓から差し込む橙にほのかに飾られていた。
「主はほんと、一回寝たら起きないよね」
加州は少しの迷いを経て、その細い方に手を伸ばす。
「細っ……」
触れた身体の細さ、小ささに驚いて思わずそう漏らす。
かつての主は前世での最期、年を重ねた老女となっていたのだが、最期の時が近づくにつれ一日を眠って過ごすことが多かった。その名残で、こうして眠ってしまうことは少なくない。
20にも満たない少女――――主の細い肩は、そんなあの日の痩せた身体を思い起こさせるものだった。
(まぁ、元々昼寝好きだったからなのもあるかもしれないけど)
嫌な方へ向かいかけた思考は、執務中に昼寝して長谷部に叱られた時の照れ笑いが頭を掠めて消えていき、加州は胸中で破顔した。
「……ん」
そんなことを考えていた時、双眸が開いて、ぼんやりとした漆黒の瞳に加州をうつす。
「おはよ、あーるじ」
少女にかける言葉は、かつてのあの日と同じもの。
周囲に広がるのは、あの日と違う、けれど暖かなこの教室。
そして差し込むのは、あの日も今も同じ橙色の日差し。
過去も今も、大事に抱えて、加州は今日も生きていく。
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ネフェルティティ(プロフ) - さくらもちさん» いえ、お役に立てて幸いです！ 頑張って下さいね！ (2018年5月13日 20時) (
レス) id: 7981efbc68 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち(プロフ) - ネフェルティティさん» 言葉不足と空白、どちらも恥ずかしながら自覚していなかったので的確にご指摘頂けてとても嬉しいです……！ 一度読み直してみようと思います、主催者さんのご存じないジャンルにも関わらず、嬉しいお言葉に的確で丁寧な評価、本当にありがとうございました(*´∀｀) (2018年5月13日 20時) (レス) id: f2c7d1badc (このIDを非表示/違反報告)
ネフェルティティ(プロフ) - 全てを総合し、評価は9とさせて頂きました！ これからも頑張って下さい！ (2018年5月13日 20時) (レス) id: 7981efbc68 (このIDを非表示/違反報告)
ネフェルティティ(プロフ) - そして、謎の空白も目立ち、読みにくいかなと思いました。 (2018年5月13日 20時) (レス) id: 7981efbc68 (このIDを非表示/違反報告)
ネフェルティティ(プロフ) - イベント参加ありがとうございます！！読ませて頂きました！ 一言で言うと、文才が素晴らしいです。しかし、稀に言葉が足りていないかなと感じる描写があります。 一度読み直してみては如何でしょうか。 (2018年5月13日 20時) (レス) id: 7981efbc68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらもち@やや低浮上 | 作成日時：2018年4月10日 19時
