黒と虹色 (ページ12)

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Aside

今日は近藤さんに書類を渡す

と思ったらね

机に置き手紙を置いてて更にいなかった

［お妙さんの護衛でいません］

お妙さんって……誰？

副長に聞くと近藤さんの想い人だそうだ

じゃあ何故お妙さんに会った後に

ボッロボロになって帰ってくるんだろう

と思ったので書類と剣術稽古が終わったあとに

見廻り(近藤さん探し)をした

外に出て数十分探すと奇妙な声が聞こえてきた

【この！ゴリラ！ゴリラ！ついてくんな！】

ゴリラ……近藤さんかな？と思いその声の方へ向かった

すると女の人が手をパンパンと叩きながら近藤さんから遠ざかっていた

『近藤さあああぁぁぁん！！！』

近藤さんに駆け寄ると凄い血出てる

近藤｢……っA…か…｣

『近藤さん！しっかり！』

？｢あら？真選組の子？｣

女の人が振り向いて言う

凄い綺麗な人だ

近藤さんが惚れるのもわかる

『あっ、はい

私は真選組のAです』

お妙｢あら、私はお妙そこのゴリラのストーカーに

迷惑してて……｣

ストーカーされてたんだ

そうなのか普通に恋とかじゃないのね

『分かりました、こちらからも言っておきます』

近藤さんの肩をかついで真選組に戻る

戻ると副長が出迎えてくれた

土方｢すまねえな…｣

『いえ、近藤さん良い人なのに逆に好きにならないのが不思議なんですけども』

土方｢……まあ、人それぞれ何だよ｣

副長と一緒に近藤さんを部屋に運んでから

松平のとっつぁんのことを思い出してたら

土方のとっつぁんが頭に浮かんで吹き出した

呟いたら副長にゲンコツをくらった