白の刀 ２ ページ11
「せっかくやし3人で手ぇ繋いで帰らへん！？俺Aのひーだりっ！」
そう言って飛びつくように私の左手と繋ぐシャオくん。
「ファ！？！？
いや大分恥ずかしいんだけど！？やめない！？」
「いや〜俺も別にやってもええと思うわ〜
という訳でAの右な。」
声震えてるし顔真っ赤になってますけど！？なんでそんな体張るの！？私に対する嫌がらせか何かか！？
振りほどこうとするもガッチリ握られていてどちらの手も離せない。
なんでいい歳してイケメン両手に侍らせて家に帰らないといけないんだ…！
やめろ…！私のライフが尽きるだろうが…！！
＊＊＊＊＊
途中、学ランのような服を着た男性とすれ違う。
瞬間
左手を引かれ、目の前に赤が散った。
「ぐっ…！」
「なんで邪魔したの？トントン」
左肩を押さえ苦しそうな声を出すトントンと、抜き身の日本刀を持って彼に話し掛ける男性。
日本刀は赤く濡れていた。
男性の格好はよく見ると学ランではなく黒い日本海軍服のようで、赤いバツ印が描かれたマスクを着けていた。
突如目の前で家族が傷つけられるという恐怖。
今までの日常が壊された。そんな錯覚に陥る。
ハクハクと口を動かすも声が出ない。
傷ついた彼の元に駆け寄りたくとも動けない。
私の足はこんなにも役立たずだったのか。
「なにやってんねんひとらん！！」
怒りを込めた口調でシャオくんが叫ぶ。
「シャオロンこそどうして人間なんて守ろうとしてんの？
もしかして契約のせい？だったら今からソイツ殺すから待ってて。」
向けられる日本刀の刃先と殺気。
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ウラシル@ひぃ(プロフ) - アルテアさん» コメントありがとうございます。喜んで頂けたようで何よりです。アルテアさんの満足いく姿になっていれば良いのですが。 (2019年6月22日 21時) (
レス) id: a76b54135a (このIDを非表示/違反報告)
アルテア(プロフ) - ついにひとらんらんさんが！やったー！ありがとうございます！ (2019年6月16日 14時) (レス) id: c628398586 (このIDを非表示/違反報告)
ウラシル@ひぃ(プロフ) - 倉の中の石さん» コメントありがとうございます。はい！頑張りますね！ (2019年6月1日 20時) (レス) id: a76b54135a (このIDを非表示/違反報告)
倉の中の石 - すごく面白いです！更新頑張ってください！！ (2019年5月28日 4時) (レス) id: 873805d7e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ウラシル@ひぃ | 作成日時：2019年5月26日 21時
