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悪女さん 2 ページ2

さて、いよいよ彼女が参加する部活。



ふふっ、あなたはどう行動するのかしら?


コーチがまず最初にみんなを集める。
知らせることが2つあるそうだ。


1つは彼女のこと。
もう1つは…。


私は思い当たる節があり、彼を見た。


彼は私の視線に気づき、
少しだけ気まずい顔をした。


そう…。
歯車が今動き出すのね…。
止まるか分からない歯車が。


それは今は少し置いておく。
今の問題は彼女だ。


「茶原、自己紹介を」


コーチは茶原さんを促す。


「茶原姫星です
精一杯頑張ります!」


と、いかにも健気な風を装う。
なる程ね。
今のはかなり良かったかも。


認めてあげるわ。
まぁ、私との差は歴然としてあるんだけどね?


「朝練の時の茶原を見て認めたくない奴もいるだろうが、これからの行動を期待して大目に見てやってくれ」


コーチは茶原さんに遠回しに釘を指す。


彼女がそれに気づいているようには見えないけどね。


「もう1つは監督から言ってもらう」


監督…?
あぁ、今日から監督のメニューか…。


タオルとドリンク多めに用意しなきゃね。


そう考えていると、監督が出てきた。
監督は公式戦の前の練習にしかみんなの前に現れることはないから初めて見る人も多い。


黒くんや涼くんは初めてのようだ。


「赤司、前へ」


監督は征をそばに呼んだ。
みんなの注目は征に移る。

でも、私が見るのは虹村さん。
虹村さんは覚悟を決めていたようだ。
ううん、多分虹村さんが征に譲ったんだと思う。

監督は三年の部員にも認めろ、と言った。
三年生の皆さんはきっと征の実力も知っているしまとめる力があるのも知っている。
それでも、認められないかもしれないのはプライドがあるから。

そのプライドを捨てろなんて言わない。
持っていて欲しい。

征がダメな時、頼りになるのはきっと先輩方だから…。

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作者名:wing | 作成日時:2015年11月17日 20時

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