（２３６）力の限界 ページ8
宍戸を下げ、豪炎寺が戦力に加わる。
豪炎寺「いくぞ、円堂！」
円堂「おう！よーし、みんな！反撃だ！！」
豪炎寺と鬼道、円堂の3人が打つ技は、ひとつしかない。
鬼道「イナズマ……！」
「「「ブレイク！」」」
1点を取る！その勢いを感じさせるイナズマブレイクだった。
だが、相手のキーパーは暇そうにあくびをし、キャッチボールみたいに片手で止めた。
半田「あいつ、今ボールを見ていなかったぞ？！」
鬼道「あぁ」
ゴルレオ「ずいぶんのんびりしたシュートだ」
相手キーパーが味方にボールを投げる。
FWが普通のシュートをボレーキックで打ち、壁山のザ・ウォールが打ち砕かれてまたしても失点した。
ドラゴントルネードさえもレーゼに打ち返されて、それに当たった影野が負傷でベンチに下げられる。
染岡「俺達の必殺技は、コイツらに通用しないのか……？」
聖羅「…………」
レーゼ「必殺技、と言ったか？」
染岡「それがどうした？」
レーゼ「ふ……。必殺技と言ってもこの程度。お前達の力の限界という事だ」
聖羅「は？ふざけてんの？」
あからさまに嫌そうな顔をするリーダーがレーゼの前に出る。
リク「うわああ何やってるんですかリーダァアアア……！」
カヤ「ソラのやつ、死にたいのかよ……！」
レーゼ「ん……？」
聖羅「コイツらとあたしを一緒にすんな。……頭どつき回されてぇの」
射抜かれたかのように睨まれるレーゼの眉根が寄る。
レーゼ「お前……まさか……」
レーゼの目が、一瞬だが懐かしいものを見た目になった気がした。
けど、レーゼは頭を振って元の表情に戻る。
レーゼ「まぁ良い。……にしても、諦めの悪い事だ。その遠吠えは、破壊を招く」
鬼道「諦めの悪いのも、俺たちの必殺技と言えるんでね」
レーゼ「……では、二度と我等に歯向かえないようにしてやろう」
それからは、雷門イレブンたちをボールでボコボコに打ちのめしていった。
……20対0。雷門は誰も、立ち上がれない。
聖羅「…………」
その中でも、リーダーはフィールドに立ったまま平然と相手をじっと見ていた。
今のこの光景に我関せずと、黙ってる。
レーゼの手元に黒いボールが浮遊してくる。
レーゼ「ゲームセットだ」
円堂「……っ」
レーゼ「地球にはこんな言葉がある。……【雉も鳴かずば撃たれまい】」
そう言ってレーゼは……傘美野中にボールを放った。
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さっちゃん - ドラマダ１話だけ見たよーとても面白かった！！雷雨が勧めるアニメは絶対見るからねーだからいつでも言ってねー毎日雷雨と会うたびにわくわくしながら楽しみにしてるんだからねー (2015年8月6日 9時) (
レス) id: 16c12ee81d (このIDを非表示/違反報告)
さっちゃん - おはよー今日から夏の高校野球がテレビで始まるよーうちはこのテレビを見て夏だなーって思う！あ！６巻おめでとーう！！ここにコメント書いたらいいんだねー (2015年8月6日 9時) (レス) id: 16c12ee81d (このIDを非表示/違反報告)
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