イナズマイレブン～FF編～第2巻 (ページ39)

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（８７）活動日誌 No.2 ページ39

友達というレベルで聖悟たちは一緒にいるのではない。

日常的に事件に割り込んだりするのは、聖悟にとってヒマ潰しであり、ただ存在を人間に知らしめるためだ。

カヤ「いやいや、そういう事言うなって～」

憶測でしかないが、水狂言も思っていることは同じだろう。

ヘラヘラしていて掴みどころが無く、お調子者でしかないのだが。

カヤ「ま、冗談はこのくらいにしてだな……。
紅茶淹れる準備してるところ申し訳ないけど、今日は、どこで何するんだ？」

聖悟「今回は麻薬密売や銀行強盗とは違い、テロ組織の立て籠もり事件だ。
PM10:00に、ここから近くのデパートで起こる」

リク「お～……、これはまた、楽しめそうな任務っすね？」

チトセ「その前にまず夕飯を……」

後から現れる皐月たちは、途絶えないように話を繋いでくれる。

だが柊は入ってきた途端、ローテーブルの上のモノを見て固まった。

チトセ「……何だ？この商品の山は？」

カヤ「いゃ～、久しぶりに賭博場行ってらひと儲けしちまってさ？」

チトセ「キョウ、一度廊下に来い。今からハッ倒してやる。
ショウ、悪いが夕飯の支度を頼む」

カヤ「いゃ、ホントに心配かけることはしてねぇから……ってアレ？チーちゃん？強制連行ですかおやめくださ……あぎゃぁぁあ！！」

柊によって首根っこを引き摺られ、部屋から出された途端に大きな打撲音と悲鳴が聞こえた。

リク「だ……大丈夫っすかね、カヤさん？」

聖悟「あれでチトセも心配してるんだろ。ギャンブルってモンは、一度ヘマすると場合によっては破綻して借金が生まれるからな」

リク「それはそうっすけど……。あっ、今日は何を作るんですか？」

聖悟「今日はとりあえずPM10:00から任務あるし、手軽に作れるもの」

リク「じゃあオレも何か手伝うっす」

聖悟「そう」

とりあえず、聖悟の周囲にはバカしかいなかった。