つまらない会合 ページ4
[A]
会合部屋に3人で入ると、役員らしき人に座る席を案内された。
この部屋はまーまーの広さって感じかな。驚くほど広いと思っていたが案外そこまででもない。
多くの組織が集まるが、どの組織もトップの人だけしか来ないからだろう。
長い机を向かい合わせにされて、まるで合コンする部屋だ。
役員「見廻組の方はこちらにお座りください。」
私たちは一番端っこに座るよう指示される。
異三郎が特等席の角を取ったせいで、異三郎、ノブたす、私という順番に並んで座る。
まだ池田家当主の池田夜右衛門さん以外の鬼兵隊や春雨は来ていない。
私の隣と前の席が数個空いているので、春雨と鬼兵隊の分であろう。
池田夜右衛門さんは私たちと対角線上の角に座っている。
夜右衛門「今回の会合もしていらしていたのですね。見廻組さん。」
夜右衛門さんは、座りながら喋りかけてきた。まーそれも当たら前か。周り誰もいなくて気まずいもんな。
異三郎「えぇ、まぁ。そちらも来ていらしたんですね。」
夜右衛門「今回の会合は集まる組織は大きいですが、案外話す内容はそこまで重要じゃなさそうですよ。」
私はそれに驚いてつい口を挟んでしまった。
A「そうなんですか?」
夜右衛門「えぇ。今日くる春雨がこれから起こそうとしている企画があるそうです。それの手伝いをどこの組織でも構わないので援護をほしいとの事を、先ほど役員の方から聞きました。」
なんだー。つまらないのー。もっと真選組を一緒に潰すとかそういう感じの期待していたのに。
私がつまんなそうな顔をすると夜右衛門さんは軽く笑う。
夜右衛門「まーそんなにつまらない顔をしなくても。きっと面白いと思いますよ。」
A「そ、そうですか。」
とも言うが、夜右衛門さんは変な事に興味を持つから絶対つまらないと思う。
最初に聞くんじゃなかった。やる気失せてくるわー。でもまぁ、異三郎の頼みだから仕方ない。ちゃんとしよう、仕事だし。
仕事?裏の仕事だしね。
私達がそんな会話をしていたら、4人の集団がきた。
鬼兵隊だ。
役員「こちらに鬼兵隊の方はお座りください。」
え!私達の前の席、鬼兵隊か。しかも私の目の前、高杉晋助じゃん。なんで異三郎の前に座らないでこっち来たんダァ??
目の前が組織の大将だったら寝られないじゃん。少し仮眠取ろうと思っていたのにー。
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海月(プロフ) - まっちゃむーしゅさん» すみません。急いで直します。教えてくださりありがとうございます。 (2018年12月20日 17時) (レス) id: 560d352492 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃむーしゅ(プロフ) - 川上じゃなくて河上ですよー! (2018年12月20日 16時) (レス) id: ea9a3f21f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:海月 | 作成日時:2018年12月6日 12時