見廻組と春雨[銀魂][神威]１ (ページ26)

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好きなもんページ26

[A]

私とノブたすは目を合わせると、お互いがっかりする。なぜなら暗殺仕事と全然関係ない視察の仕事だからだ。

でも異三郎から頼まれた仕事なので断れない。私達は仕方なく仕事を引き受けた。

高杉からの話が終わった後、私達は鬼兵隊の船で宇宙に飛び、春雨の船に合流して今は春雨の船の中だ。

船の中の長い廊下を私とノブたすは高杉の後ろに着いていくように歩くと、ノブたすが急に止まり

信女「私はこっちから情報を探る。別々に行動した方が多くの情報を得られるから。じゃ、」

そう言ってノブたすは、今来た道を戻りだす。

あいつ、、鬼兵隊の船に戻って帰る気じゃないよね？

私は疑いつつも高杉に着いて行き2人で春雨の船の中を歩く。

A「あの、今どこに向かっているんですか？」

高杉「アホ、いや阿呆提督のところだ。」

A「そうですか、、」

私と高杉が歩いていると、やたらと春雨の連中にこそこそと何かを言われる。

その時、ずっと黙っていた高杉が話しだす

高杉「クク、なんて噂されているんだろーな。」

私は鼻で笑って

A「別に、そんなのに興味ないですけど。」

っと冷たい目で高杉を見ると、それとは逆に高杉は妙な笑みを浮かべる。

A「何がおかしい？」

高杉「いや、俺にそんな目を向ける奴はおめェが始めてだ。」

A「そうですか、すみませんね、男性と話す機会はなかなかないもので。」

私は表情を変えずに言うと、

高杉「いや、悪くねぇ。名はAっていたなァ？」

A「えぇ。そうですけど、」

高杉「Aの好きなもんってなんだァ？」

え？いきなり名前で呼びたす上に、好きなもの？？

戸惑う。

えーっと好きなもの好きなもの、、

少し時間を置いてから

A「殺すこと？ですかね。」

女では絶対言わないだろうことを言うと、高杉は笑い

高杉「クク、面白れェ事を言うなァ。気に入った。だが物ではねェのか？」

物、？

よくよく考えたら今まで欲しい物とかなんて考えて来なかったから分からない。

A「今は、、ないです。」