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名前で ページ22

[A]



私が約束したことに神威は嬉しいらしく微笑みながら


神威「そうだなー、出来るなら今でも殺りたいけど阿伏兎に止められているんだ。将軍暗殺するまではやるなってね。」



A「じゃあ将軍暗殺したら殺りますか。」


私が言うと神威は嬉しそうに



神威「いいよ。楽しみにしているよ。ま、俺が勝つけどね。」



私は神威が何したいのか分からなかった。けど、



A「あなたには大きな借りが出来てしまった。
この借りいつか必ず返す。」



私がそういうと、神威は人差し指を立てて違うと言うように横にふる。



神威「前から思っていたけどさ、Aはいつ俺のこと名前で呼んでくれるの?」



A「え、だってどうせ殺しあう仲ですし?」



そういうと神威は片目つぶって顎を上にあげると、


神威「じゃあさ俺を名前で呼ぶ、これで借りはなしだ。」



は?



A「なんで?」




神威「別に特に理由はないけど。
俺だけAのこと名前で呼ぶのは嫌だし。
ま、いいでしょ?」




まぁ名前で呼ぶだけなら、いっか。



A「わかった、神威……さん?」



神威「神威でいいよ。」




A「わかった。神威。」




神威「うん、それでいい。楽しみだな。Aと殺り合うの。」



神威はとても上機嫌になる。
それは殺り合う約束を正式にしたからか、それとも名前で呼んだからか……



どっちかわからないけどいいや、とりあえずこの件を異三郎に伝えないと。




そう思うと、ずっと会話に入れなかった阿伏兎が喋り出す。



阿伏兎「へいへい、会話の最中悪いがこの事を上の連中に報告しに行くぜ団長。」



神威「めんどくさいけど仕方がない。」



阿伏兎が私に近づいてきて


阿伏兎「じょーちゃん今回は援護してくれてありがとな。ま、また何か機会があったらよろしくな。んじゃ、行くぜ。団長。」




神威「待てよ阿伏兎。じゃあA、またね。」




そう言って2人は春雨の船に帰還した。

上機嫌→←約束



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海月(プロフ) - まっちゃむーしゅさん» すみません。急いで直します。教えてくださりありがとうございます。 (2018年12月20日 17時) (レス) id: 560d352492 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃむーしゅ(プロフ) - 川上じゃなくて河上ですよー! (2018年12月20日 16時) (レス) id: ea9a3f21f7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海月 | 作成日時:2018年12月6日 12時

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