殺しの主義 ページ19
[A]
晴太「お前ら、なんでそうヘラヘラ人を殺せるんだ。」
A「ヘラヘラ?私はヘラヘラしてない。しているのはこいつだけ。」
神威「ヘラヘラなんて失礼だな。
笑顔は殺しの作法だ。だから笑っている。
逆に言えば俺が笑いかけた時は、殺意があるととっていい。」
そう言って神威は晴太に笑いかけると子供は怯え上がる。
神威「冗談だよ。俺は子供は殺さない主義なんだ。だってこの先強くなるかもしれないだろ。」
へぇ、人殺しにもそんな主義があるんだ。
私にはそんな主義なんてない。目の前に人がいたら殺す、それが私の主義。
そう思うと、私は鳳仙に交渉しなくてはいけないことを思い出して晴太に近づいて
A「さ、行くよ。あなたは交渉に必要なの。」
私が晴太の手を引こうとすると、神威は両手を合わせて
神威「あ、そう言えば交渉しないことになった。その代わりに日輪にこの子供を合わせようと思う。」
ったくこいつはコロコロ変わりやがって、、私は呆れつつも早く仕事を終わらせたかったので
A「わかった。じゃ、日輪の所へ行くよ。」
っと晴太に向けて言うと、晴太は震えながらもついてきた。
最上階の日輪のいる部屋の前に神威と私と晴太が着くと、阿伏兎が私たちに向かって走ってきた。
阿伏兎「団長。ここは長いしねぇ方がいい。
鳳仙が今こっちに向かっている。早く済ませてずらかるぞ。」
神威「わかった。」
そんな会話をしている時に晴太は扉の前に立ち、開けようとするが中から鍵がかかって開かないらしい。
晴太「かーちゃん!おいらだよ!ここを開けてくれよ!」
それでも扉が開かない。
その様子をみて阿伏兎のせかせかオーラが増していく。
仕方ない、私は長い方の刀を腰から抜いて扉の前に立ち、扉を切った。
スパン!!
私が切ったことにより扉は開きだし、中から涙を流している1人の遊女が見える。
A「今のうちに行ってくれば。」
私が晴太に言うと晴太は日輪に少しずつ近づいていき、
日輪「いいのかい、私があんたの親でも、、」
晴太「おいらのかーちゃんはここにいるかーちゃんだ!」
そう言って晴太は日輪に抱きつき、日輪も抱きつき返す。
2人は声を上げて泣きだし、その様子を私たち3人が見ると神威はつまらなそうに見る。
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海月(プロフ) - まっちゃむーしゅさん» すみません。急いで直します。教えてくださりありがとうございます。 (2018年12月20日 17時) (レス) id: 560d352492 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃむーしゅ(プロフ) - 川上じゃなくて河上ですよー! (2018年12月20日 16時) (レス) id: ea9a3f21f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:海月 | 作成日時:2018年12月6日 12時