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[A]


その返事に頷いて
神威たちのやっていたお茶会に参加させてもらった。



お茶会は実に奇妙で、想像出来ないようなことばかり起こって本当に楽しい。



特に神威と話す時、彼は私の予想していた答えと180度変わった答えを出すのだ。



そんな彼に少しずつ惹かれていっている自分がいる。



これが……恋、か。
初めての恋に、胸が高鳴る。


けど、もしもこれが夢だったら?
私はもう神威と会えないの…?



そんなの…嫌、



A「ちょっと、あっちの景色眺めてくるね。」



会えないと思うと、
胸が締め付けられるように辛くて、
涙が出そうだったのでお茶会の場から離れた。



夜で大きな月が見える。
桜の木が咲いていて、花びらが白く見える。




A「綺麗…」



神威「本当だ。」




A「っ……神威!?」




花びらを見ていたら、
後ろから神威に話しかけられた。
ついてきたのか。




神威「元気ないね。どうしたの?」




A「もしもこれが夢だったらって思うと、怖くて。帰ってしまえば好きでもない人と結婚しないといけなくなるの。

それに、神威たちといるのがすごい楽しくて…
帰りたくないなって思ってて……」




そう言って月を見上げると、
後ろから暖かい体温に包まれた。




A「えっ」




神威に抱きしめられている…


神威はそのまま抱きしめる力を強めて、
私の耳元に口を近づけて




神威「行くな。」



A「え、神威…?」




予想外すぎる言葉に驚いた。
気になって体をくるりと神威側に向けると、


神威は私をまっすぐ見て





神威「好きだよ。Aの事が。ずっと前から。」




嘘……神威も、私のことを…

嬉しさのあまり顔が熱くなると






神威「本当はAをここに来させたのは俺なんだ。
ペットを使って、ここにAを来させた。

Aのいた世界にたまに行った時があった。
そこでAを見て惚れたんだ。

Aは俺のことどう思ってる?」





少し不安気に聞く神威。
私は微笑んで




A「私も好きだよ。神威。連れてきてくれてありがとう。」




そう言ったら、
神威は嬉しそうに微笑み優しく私を抱いてくれた。




そして、お互い距離をとると
神威のが両手で私の頰を包み込み
顔をゆっくりと近づけて




A「っ………」




優しくて、甘いキスを落としてくれた。



現実には帰らない。
どうやら私は恋の世界に落ちてしまったらしい。

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設定タグ:銀魂 , 神威 , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
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神威LOVI - リクで・・夢主が、シンデレラになるお話をお願いできますか? (2019年5月4日 6時) (レス) id: 97e2f5276c (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - ミミさん» リクありがとうございます!分かりました!作ってみますね(^^) (2019年3月16日 6時) (レス) id: 560d352492 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ - リクで、夢主が入院してしまった!お願いします! (2019年3月16日 1時) (レス) id: 9c0229a42a (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - ミミさん» いえいえです!!ありがとうございます! (2019年3月8日 22時) (レス) id: 560d352492 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ - ありがとうございます!!神威の運動神経…ハンパないです。これからもお願いします! (2019年3月8日 20時) (レス) id: 8a77cf5288 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海月 | 作成日時:2018年11月25日 19時

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